オールドレンズ

July 28, 2020

上野由日路さん著「オールドレンズで撮るポートレート写真の本」をお手伝いしました!

上野由日路さんの著書「オールドレンズで撮るポートレート写真の本」が8月6日に発売になります。微力ながら監修者として本書をお手伝いしました。本書の内容をざっくり説明すると、「オールドレンズの魅力を最大限引き出してポートレート撮影するテクニック集」です。ポートレートに特化したオールドレンズ撮影術、ありそうでなかったタイプのオールドレンズ本ですね。

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●オールドレンズで撮るポートレート写真の本[ホビージャパン][Amazon
発売日:2020年8月6日
著者:上野由日路
監修:澤村 徹
出版社:ホビージャパン

著者の上野由日路さんは、オールドレンズで商業ポートレート撮影をこなす個性派フォトグラファーです。周知の通り、オールドレンズは現行レンズに比べて不安定な写りです。その不安定さこそがオールドレンズのおもしろさなのですが、安定性が求められる商業撮影で、不安定なオールドレンズを使う。しかもアクセントとして使うのではなく、メインレンズとして使う。これがどれだけ酔狂なことかは想像に難くないでしょう。そんなオールドレンズを見事にハンドリングして商業ポートレート撮影をこなす、それが上野由日路さんの突出した撮影技術なのです。

本書はそんな上野由日路さんのノウハウを、初級中級者にもわかりやすく解説しました。まず、ポートレートで使いやすいオールドレンズをセレクトしてもらい、それら1本ごとにポートレートで活かしたい描写を詳しく解説しています。「オールドレンズでポートレートを撮ったらこんな素敵になりました」ではなくて、「このオールドレンズでポートレートを撮るならこう使え!」というのが本書のスタンスです。

コロナ以前から、上野駅のハードロックカフェで幾度となく打ち合わせを重ねてきました。二人で食べたハンバーガーは数知れず、ついには店員さんに顔をおぼえられる始末。それくらい打ち合わせを重ねて作った一冊です。コロナ禍での制作進行は厳しいものがありましたが、それだけに本書を世に送り出せることが自分の本のようにうれしいです。

オールドレンズが好きな人、ポートレートが好きな人、両方好きな人、どの層にも役立つ一冊に仕上がりました。ぜひお手にとっていただけると幸甚です。

 

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July 16, 2020

X-T4でオールドレンズ【フジフイルム X-T4 WORLD】

久しぶりに機種別ムックでオールドレンズネタのお座敷がかかりました。機種はFUJIFILM X-T4。オールドレンズ×マウントアダプターでも手ブレ補正が効き、使いやすいボディです。オールドレンズ撮影はいつもRAWストレート現像なんですが、今回はフィルムシミュレーションを適用したカットを載せてみました。渋くていい色合いのJPEGを吐いてくれます。ぜひご覧ください。

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●フジフイルム X-T4 WORLD[日本カメラ社][Amazon
マウントアダプターでオールドレンズの自由を
純正ソフトで仕上げるRAW現像

 

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June 22, 2020

周八枚が想像以上に8枚玉だった。

コアなライカユーザーの間で話題になっている周八枚を手に入れました。初期型ズミクロン、「伝説の8枚玉」と呼ばれるアレを復刻したレンズです。外見と写りの両面で複刻を目指したこのレンズ、なかなか本格派でした。metalmickey's cameraにファーストインプレッションを書いたのでご覧ください。

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●metalmickey's camera
周八枚と呼ばれる8枚玉クローン

 

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May 23, 2020

モノクローム三昧の一冊です【Cameraholics Vol.3】

来る5月29日、カメラホリックVol.3が発売になります。今号も編集と執筆の両面でお手伝いしました。今回はモノクロ大特集号です。ライカM10モノクロームの発売にからめ、著名な写真家陣のモノクロフォトギャラリーをドドーンと展開しています。また、モノクロのハウツウやエッセイを多彩な執筆陣にお願いしました。モノクロファンはもちろんですが、モノクロって難しそうだなあと距離を取っていた人にこそご覧いただきたいです。モノクロ写真の楽しさ格好良さを実感してもらえると思います。

そんなモノクロフォトギャラリーの中で澤村がイチ押ししたいのが、小澤太一さんです。ええ、あの小澤太一さんですよ。キヤノンのイメージが強い写真家さんですが、実は熱心なライカユーザーでもあります。ライカM10モノクロームを購入されたと耳にし、寄稿をお願いしました。小澤太一×ライカM10モノクローム、おもしろそうでしょ? 彼の作品は海外で撮ったものが多いのですが、今回は日本の離島での撮り下ろしです。いつもとちがう側面が見られるのか、機材や場所が変わってもいつも通りの小澤太一さんなのか。ぜひご自身の目で誌面を確認してみてください。

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●Cameraholics Vol.3[ホビージャパン][Amazon
出版社:ホビージャパン
発売日:2020年5月29日

で、澤村は何を書いたのかというと、ゼブラ柄オールドレンズ特集です。いつだってマイペース、ブレませんよ(笑)。かわいいは正義と言いますが、オールドレンズ好きには「ゼブラこそ正義」です。作例もお約束通り、地味でじわじわくるやつを載せてます。

そしてもうひとつ、ライター澤村のパソコン誌時代を知っている方々に朗報(なのか?)です。連載「吾輩は寫眞機である」が復活することになりました。これはPCfanというパソコン誌で2007年から2011年にかけ、63回続いた連載です。パソコン誌でカメラネタというデタラメに加え、カメラの深淵をひたすら自腹で掘り下げるというライターにとって絶望的な企画でした。連載一回の出費が原稿料を軽~く超えているので、続けば続くほど赤字が累積していきます。ひどい仕事でしょ(笑)。そんなブラックな迷連載がカメラホリックで復活します。どのみち赤字ですから、そのぶん好き勝手やらせてもらいますよ。ちなみに、PCfan時代は1ページ連載でしたが、カメラホリックでは2ページもらえました。編集部の温情ですね。赤字がいくらか軽減します。

そんなこんなのカメラホリックVol.3、ぜひ多くの方に手に取っていただきたいです。ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

 

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April 18, 2020

エルマーをさがせ!

この中に一本だけ本物のElmar 5cmF3.5があります。どれでしょう? オールドレンズビギナー向けのクイズですが、なんだろう、描写のブラインドテストより健全な気がします(笑)。

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●答え(十二時の方向から時計回りに)
Elmar 5cmF3.5(後塗りブラックペイント)
Hektor 5cmF2.5
Industar-22 50mmF3.5
Fake Elmar(Industar-22 50mmF3.5)

 

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April 08, 2020

半径500メートルの冒険

ライターという仕事は、朝起きて原稿を書き、原稿を書き、原稿を書いて寝る。一日中うちにこもっているのは当たり前、十日間一歩も外に出ないこともめずらしくない。さすがに足腰が弱るので、無理やり用事をつくって外に出る。最近はラムネ菓子を買いにコンビニに行くというミッションが多い。口どけのよいレインボーラムネミニがお気に入りだ。

せっかくの外出なのでカメラを提げる。ただこのご時世、中年男性がカメラだけを提げて歩くのはあまりに危険だ。歩いているだけで通報事案である。念のため小さめのカメラバッグも斜め掛けしておく。帽子をかぶり、メガネをかけ、最後にマスクで口もとを覆う。大丈夫だろうか。本当に通報されないだろうか。止めどない不安をおぼえながら、半径500メートルの冒険に出かける。

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いったい何度この道を撮り歩いたことか。それでも何かしら発見がある。今日はこれまで見過ごしていた小道に挑戦した。人のすれちがいが難しいほどの小道。アスファルトではなく、タイルを敷き詰めた遊歩道的な佇まいだ。道は周囲より一段低く、暗渠でも走っているのかもしれない。

土地の成り立ちに思いを馳せながら撮り進む。小道は右へ左へとせわしくなく折れ曲がり、これ幸いと方向感覚を手放した。ご近所でさまようだらしない感じがたまらない。道を曲がるたびに初見の風景があらわれ、これは撮らねばとシャッターを切る。たかが100メートルほどの道なのに、撮影が忙しくてぜんぜん前に進めない。

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Nikon Z 6 + Auto Mamiya/Sekor 55mmF1.4

撮影枚数が200枚を超えたあたりで太い道に出た。ああ、ここにつながっていたのか。一気に現実に引き戻される。道沿いのコンビニでレインボーラムネミニを手に取り、レジ待ちの列に並ぶ。昼めしどき、弁当を手にした区役所の職員がたくさん並んでいた。そのなかにレインボーラムネミニだけをもって立つ。なかなかの羞恥プレイ。昼めしどきの冒険はやめようと心に誓った。

 

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March 04, 2020

久々のオールドレンズ×マイクロフォーサーズ【オリンパス OM-D E-M5 MarkIII WORLD】

久しぶりに機種別ムックでオールドレンズ特集を担当しました。しかもマイクロフォーサーズ機、OM-D E-M5 Mark IIIでオールドレンズ三昧です。マウントアダプターは最新のものを取り揃え、マイクロフォーサーズ機向けのマウントアダプター事情がわかるような内容になっています。

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●オリンパスOM-D E-M5 Mark III WORLD[日本カメラ社][Amazon
マウントアダプターでレンズ自由自在!

オールドレンズの作例は正月返上で撮りました(笑)。季節柄、地味な被写体が多めですが、そのぶんオールドレンズのテイストがよくわかると思います。RAW現像ソフトとスマホアプリの解説も担当しました。OM-Dファンの皆さん、ぜひご覧になってください。

 

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January 06, 2020

2020年もオールドレンズ三昧です。

新幹線で5時間、さらに在来線で1時間、電車での長旅は久しぶりだ。弁当を食べ終え、ノートパソコンを開く。新幹線のWi-Fiにつなぎ、SNSを巡回。すぐに暇を持て余し、しぶしぶ仕事のファイルを開く。クラウドのおかげで地の果てまで仕事が追いかけてくる、なんて愚痴はいまさらか。そもそもクラウドにファイルをあげているのは自分自身だし、いやならWi-Fiにつながなければいい。

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持参した機材はボディ3台とレンズ11本。シンクタンクフォトのエアポートインターナショナルにみっちり詰め込んだ。年末年始にここまでの重装備で挑むのはいつぶりだろうか。通例だと、正月は書籍の執筆に割り当てることが多かった。正月のテレビは見る気がしないし、メールや電話に時間を取られることもなく、淡々と仕事をこなせる。日頃の遅れを取り戻すのにうってつけだ。ただ、ここ1~2年、仕事のルーティンが変わってきた。

編集の仕事が増えた。これまではムックや書籍の企画書を書き、それを自分で書いて撮って編集する。毎年出している「OLD LENS LIFE」が代表例だ。なかなかのひとり上手である。最近はというと、ひと様の企画をお手伝いすることが増えた。わかりやすい例が「Cameraholics」だ。自分で書くよりも、裏方であれやこれやとお手伝いしている。今年はその流れが加速しそうだ。

この正月は7泊8日という長丁場の撮影だった。最近、仕事の撮影は雨に降られないというジンクスがあり、案の定、連日晴天という写真家冥利に尽きる結果に。見方を変えると、正月気分を一瞬たりとも味わうことなく、ただただ連日撮影尽しだった。持参したボディ3台とレンズ11本、すべて使い切った。編集の仕事が増えようがなんだろうが、とりあえず、今年もオールドレンズ三昧は確定路線のようだ。

 

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