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March 27, 2009

PIE 2009 はGH1とKiss X3の一騎打ち!?

3月26日から29日にかけ、東京ビッグサイトでPhoto Imaging Expo 2009が行われている。初日は閑散としていたようだが、2日目の金曜日はけっこうな盛況ぶり。今年はウェブから事前登録すれば初回入場無料ということもあり、不況とはいえ客足が伸びているのだろう。この手のイベントは集客してナンボ。主催者も大変だ。というわけで、PIE2009のミニレポートです。

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【シネレンズでムービーを録りたい!】
2007年は未曾有の中級機バトル、2008年はフルサイズ機対決と、ここ数年、デジタル一眼レフは大いに盛り上がってきた。そして2009年はといえば、動画一眼の決戦場といえるだろう。ニコンが世界初の動画対応デジタル一眼レフD90を投入し、キヤノンがEOS 5D Mark IIで追随。とまあ、昨年まで動画一眼は中級モデルの特権だったが、この春、パナソニックが動画対応したマイクロフォーサーズ機GH1を発表した。個人的に「ポチるかGH1、それともG1でガマンするか」と一発触発の状態なので、とりあえずパナソニックのタッチ&トライコーナーに直行してみた。

Lm_mg_0873_3 GH1はやはり注目を集めているようで、タッチ&トライコーナーは三重に人が群がっていた。普段ならスルーするところだが、ジッと順番待ち。早く代わってオーラを発して待つこと5分、やっと実機に触れることができた。早速フルタイムAF録画を試してみる。スッ、スッと気持ちよくフォーカスが合い、しかも顔認識までしてくれる。「こりゃもうデジタルビデオカメラだね」というと褒めすぎだけど、思っていたよりもスピーディだ。メーカーさんは「静止画ときどき動画という人向けです」と謙虚な応対。まあ、動画一眼はこれからのジャンルだから、無理せず上手に育つとよいですね。個人的にMFレンズでの動画撮影が気になっていたのだが、撮影自体は可能という。冷静に考えてみれば、ライカM/Rマウントアダプタを参考出展するくらいだから、そりゃMFレンズでも動画撮影できるよね。

とはいえ、消極的な対応だったのでもう少し聞いてみると、どうやら絞り操作が面倒らしい。フルタイムAF対応レンズは、露光状態に応じて自動的に絞りを制御しているという。MFレンズではそうした操作を手動で行わなくてはならない。これは正直シンドイ。メーカーさん曰く、輝度差の小さいシーンならどうにか……と気弱な様子。GH1はレンズ側手ブレ補正だから、三脚使用でもMFレンズを操作した時点でブレが発生する。Cマウントレンズで動画を、と思っていたが、あまり現実的な遊び方ではないかもしれない。

【不況のせいで競り方が変わった!?】
Lm_mg_0865_3 さて、ライバル機EOS Kiss X3はどうか。すみません、キヤノンブースはものすごい混雑ぶりでスルーしました(笑)。そもそもX3の発表は、今年の秋くらいと予想されていた。それが今月上旬くらいからPIEに合わせて発表するという噂が飛び交い、実際にPIE直前で発表。いわゆるビッグサプライズでうれしい限りだが、もう少し深読みすることもできそうだ。

パナソニックG1のブレイク、これはキヤノンにとって予想外だったかもしれない。当初はオールドレンズファンが群がりレンズスワッピング大会に陥ってしまったものの、徐々にパナソニックが想定した女性層が増えてきた。そして公約通り、この春4月下旬に動画対応機GH1を発売。このままでは新規ユーザーをごっそり奪われるかもしれない……。

通例であれば、強者は最後にカードを切る。自らのタイミング、自らの戦略で、ドーンとかまえてカードを切る。しかし、この不況下、年に2台もカメラを買う人は少数派だ。奪われたユーザーは奪い獲れない。新規ユーザーをもっていかれるばかりか、Kiss X2ユーザーがGH1に買い替えるという可能性も考えられる。交換レンズをたんまり抱えたハイアマチュア層なら、そうそうシステムを入れ替えることはないだろう。しかし、レンズキットのみで遊ぶカジュアル層は別だ。特定メーカーにこだわる必要性はなく、楽しそうなカメラにヒョイと乗り替えてしまう。そんな危機感が、X3の3月発表に影響したのかもしれない。もちろん、こんな話は憶測でしかないけれど、おかげで動画機能が思いのほか早く初級機に降りてきた。あとはメーカー各社が録った動画の楽しみ方を、わかりやすく提案してくれるとシーンが盛り上がりそう。ていうか、それはぼくらみたいな人間が考えればいいのか(汗)。

最後に、三菱電機のブースで興味深いセミナーを開催していた。同社はEASYCOLOR!2というソフトウェアキャリブレーションソフトを無償公開しており、その使い方とコツを解説している。このキャリブレーションソフトは同社液晶ディスプレイの一部製品に対応したものだが、ハードウェアキャリブレーションセンサーを使わずに色合わせできるというもの。もちろんプロ向けツールではなく、あくまでもコンシューマ向けのソフトだ。とはいえ、お金をかけずに「6~7割OKなプリント」が手に入るのだから、この方向性は見逃せない。会場では年配ベテラン層が熱心に耳を傾けていて、色合わせで苦労している人が想像以上に多いのだと実感した。このセミナーではキャリブレーションの目的とアプローチを明確にし、その上でEASYCOLOR!2のデモンストレーションを行っている。同社ディスプレイを使っていない人でも参考になる内容なので、色合わせで悩んでいる人は是非。

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そんなこんなで今、G1か、GH1かで本気で悩んでます。あのタッチ&トライコーナーはいかんよね。すごく買う気モードになってしまう。メーカーさんの思うつぼですcoldsweats01

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