« Pancolar 50mm/f2 の切れ味 | Main | Opton Sonnar 50mm/f1.5 はストーンウォッシュデニムみたいだ »

August 04, 2008

Lightroom 2.0とCS3でモノクロトーンマッピング

以前から気になるレタッチテクニックがあった。それはカラー画像とモノクロ画像の合成。いわばモノクロトーンマッピングだ。Lightroom2.0はPhotoshop CS3との連携を強化し、データの行き来がずいぶんとラクになった。そんなわけで、CS3連携機能を使ってモノクロトーンマッピングを試してみたい。

Lr_01

【一度も現像せずにCS3でレイヤー合成】
モノクロトーンマッピングはぼくが勝手にそう命名しただけで、具体的にはカラー画像とモノクロ画像のレイヤー合成を指している。利点はいくつかあるが、まずはモノクロ画像を重ねることでグレーイッシュな仕上がりになる。モノクロ画像上の微妙なコントラスト付けもアドバンテージといえるだろう。従来はLightroomで1枚の画像からカラーとモノクロを別々に現像し、Photoshop CS3に読み込んで合成していた。ちと面倒なのでつい敬遠していたが、Lightroom2.0はダイレクトにエクスポートできる。早速、その流れを見ていこう。

Lr_02

まずLightroom上で1枚画像から複数の版を作ろう。このとき便利なのが仮想コピーだ。ライブラリモジュールを開き、お目当てのサムネイル上で右クリック。「仮想コピーを作成」をクリックする。

Lr_03

同一画像のサムネイルがふたつになった。それぞれに補正処理を施し、合成の下準備をしておこう。

Lr_04 Lr_05

左がカラー画像。右がモノクロ画像だ。カラー画像はコントラストを上げ、いくぶん彩度もアップしている。モノクロ画像は空のトーンが残るように処理した。どのような画像を合成するかはケースバイケースだろう。

Lr_06

ライブラリモジュールで2枚のサムネイルを選択し、右クリックメニューの「他のツールで編集」→「Photoshopでレイヤーとして開く」をクリック。これでPhotoshop CS3に直接転送できる。

Lr_08

Photoshop CS3が起動した。単に起動するだけでなく、2枚の画像がちゃんとレイヤーとして重なり合っている。あとはレイヤーパネルの合成機能で好みの調子に整えればよい。

Lr_10

画像を保存してPhotoshop CS3を閉じると、ライブラリモジュールに合成画像が読み込まれている。ファイル形式はpsdだ。この画像に対してLightroomで改めて補正することも可能。Lightroomから一度も現像処理を行わず、Photoshop CS3でレイヤー合成できた。これなら面倒くさがらずにLightroomとPhotoshop CS3を行き来できそうだ。

【モノクロトーンマッピングの効果は?】
Lightroom2.0のCS3連携は、中間ファイルを作らずに行き来できるところがよい。行って終わりではなく、またLightroom側に戻って来られる点も評価すべきだろう。で、肝心のモノクロトーンマッピングの効果はどうか。

Lr_11 Lr_12

左が撮って出しの画像。右はモノクロトーンマッピングした画像だ。う~む、別にLightroomだけで処理できそうな気がしないでもない……(笑)。

Lr_13_5 Lr_16_3
Tsl1002994edit Lr_15_3

モノクロトーンマッピングの作例を並べてみた。うむ、劇的……ではないですね。こりゃ合成方法をもうちょい勉強しないと。ただ、ひとついえるのは、1枚の画像で処理するよりも落ち着きがある。やはりグレーイッシュに仕上がるのがポイントだろう。彩度ダウンで物足りないとき、隠し味的に使うと良いのかもしれない。

Lightroom2.0は部分補正に対応し、一部ではPhotoshop CS3の出番が少なくなったという声も聞く。ただその一方で、レイヤー合成、RGB別トーンカーブ、歪曲補正など、依然CS3でしかできないこともある。これまでは極力Lightroomで処理して、いよいよとなったらCS3という使い方をしていた。しかし、Lightroom2.0がスマートな連携機能を搭載した今、たとえLightroomでできる作業であっても、CS3の方が快適なら躊躇せずに作業場を移行できる。LightroomかCS3か、という議論はよく耳にするが、別に目くじらを立てるほどのことではない。スマートに行き来できるのだから、ラクな方で作業すればいい。きっとこういうことを、選択の自由というのだろう。

|

« Pancolar 50mm/f2 の切れ味 | Main | Opton Sonnar 50mm/f1.5 はストーンウォッシュデニムみたいだ »

Comments

Lightroomはまだ経験していませんが、写真リタッチがPhotoshopより便利のようですね。
DP1の写真も拝見しました。さすが、プロです!:D

Posted by: photoshop-T | September 24, 2008 at 03:51 PM

photoshop-Tさん、はじめまして。
写真用ソフトだけあって、たしかにLightroomだと補正はスムーズです。大量の写真を処理するような場面では、特に重宝しています。ぼくはPhotoshopに挫折したクチなので、Lightroomが手放せません(笑)。

Posted by: metalmickey | September 24, 2008 at 10:37 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« Pancolar 50mm/f2 の切れ味 | Main | Opton Sonnar 50mm/f1.5 はストーンウォッシュデニムみたいだ »