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April 23, 2008

Leicatime M8ハーフケースの質感

M8を買う半年ほど前、まだデジタルレンジファインダーを手にするなんて夢想だにしなかった頃の話だ。ウェブを徘徊していたら、かな~りステキなライカ用ハーフケースを見つけた。もしライカを手にすることがあったら、こんなハーフケースがいいかも。なんてはボンヤリと考えていたのだが、それが現実のものとなってしまった。知る人ぞ知るLeicatimeのハーフケースが届いた。

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【海外通販は大変です!】
Leicatimeというのはイタリアのカメラショップの名前だ。ここの店主Luigiおじさんは、カメラショップの傍らハンドメイドのカメラケースやストラップも扱っている。ライカ通の間ではけっこう有名なお店らしい。ただ、このLuigiおじさんというのが自己顕示欲旺盛で、Leicatimeのホームページはかなり濃い目のテイストになっている。いやまあ、そんなことはどうでもいいんだけど。

このLeicatimeのカメラケース、困ったことに日本国内ではほぼ入手不可能。なにしろLuigiおじさんお手製のケースだ、輸入代理店なんてシャレたもんはない。ごくマレにヤフオクで出物を見かけるが、ほとんどはフィルムライカ用。M8用はお目にかかったことがない。ホームページにショッピングカートはなく、メールで直接やり取りするというのがメインルートのようだ。

ぼくは英語がからっきしダメなので、これはもう絶望的。せっかくM8を買ったのに、前々から目を付けていたケースは手に入らず……と諦めかけたとき、eBayに出品されていることを知った。しかも中古品ではなく、Luigiおじさん本人によるBuy it now(即決)での出品だ。英語が苦手でも、これなら買える! いや、そんな威勢のいいものではなくて、無事買えるといいなあ、くらいの感じ。なにしろ、eBayの買い物ははじめてなのだ。

eBayはPaypalが使える。Paypalは事前にクレジットカードを登録しておくことで、銀行口座やカード番号などを相手に知られることなく、ぼちぼち安全に買い物ができるというシステムだ。登録自体は無料なのだが、そこには当然信用度の問題が発生する。カードを登録しただけでは、そのカードが本人のものか、Paypalは確認できない。そのため、無料登録直後は利用限度額が設定されている。これがちと厄介だ。

利用限度額がいくらなのか、それがよくわからない。上限がわからないことには怖くて買い物ができない。海外通販で不足金を追銭するなんてぼくのキャパを超えた作業だ。利用限度額を解除するにはアカウントのアップグレードが必要となる。アップグレード費用はわずか200円だが、それさえもアップグレード後にキャッシュバックされるという。どういうことかというと、アップグレードを実行すると、登録したカードから200円引き落とされる。そして後日、カードの明細書が届くと、引き落とされた項目にシリアルナンバーが記載されていて、このシリアルをPaypalのホームページに入力。これで晴れてアップグレード完了という仕組みだ。つまりアップグレードとは、請求がちゃんと通るか確認するための行程というわけだ。

【しなやかレザーに惚れました】
そんなこんなでPaypalのアップグレード待ちで一ヶ月半ほど時間を費やし、しかも注文してからプチトラブルに巻き込まれ、到着までにたっぷり一ヶ月。やっとこさ手元にハーフケースとストラップが届いた。今回ぼくが注文したのは、Leicatime LUIGI CUSTOM CASE for LEICA M8 と Leicatime SPECIAL LUIGI DELUXE STRAP x LEICA,2 LENGHT ADJUSTMENTSだ。

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まずレンズまわりの流れるような曲線美、このフォルムにすっかり魅せられてしまった。小さめのグリップは思いのほか実用的で、このおかげでずいぶんとホールド感が増す。革質はマット。光の加減でかすかにブルーグレーを帯びるところがいい。国産レザーケースの多くは“硬い”けど、このケースは“しなやか”だ。触れると適度な弾力があり、上質なイタリアンレザーであることを実感できる。

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裏面はフラップ式になっている。HangingとRemovableの2タイプがあり、ぼくが注文したのはHangingだ。Custom caseはその名の通り、注文者のオーダーに応じてくれる。フラップなしという指定も可能だ。また、同型ケースのエコノミーラインもある。エコケースはハンドメイドではなくマシンメイド。革質も異なるらしい。個人的には安いエコケースで十分だと思ったのだが、エコケースは裏面がベージュになってしまう。黒ボディとベージュは微妙な感じなので、あえてプチお高いカスタムケースをチョイスした。

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ストラップもケースと同質の革で作られている。はじめからソフト。でも強い。柔らかいのではなく、やはり“しなやか”なのだと思う。このデラックスストラップはアジャスターが2つあり、通常のストラップよりもやや長めにできている。最長でたすき掛けができる状態。ホームページ上では120cm程度と記されているが、手元に届いたものは110cmくらい。想定していたものよりも短いが、たすき掛けしてボディがベルトより上にくる。バックルに当たったりしないので、まあ結果オーライか。

Leicatimeのケースとストラップを使って思うに、レザーに対するカルチャーのちがいを痛感した。保護材としてのレザーは、日本国内だと“頑丈さ”に力点が置かれる。しかし、今回手にしたケースとストラップは、あくまでもソフトな感触だ。むろん、ウォッシュドレザーのように繊維を傷めてまで柔らかくするのではなく、革そのものが強靱かつ柔軟なのだ。革好きの人はかなり気に入る逸品だと思う。以前、Carpediemのレザーに出会ったときも衝撃的だったが、Leicatimeのしなやかさもそれに近いものがある。気になった人は円高のうちに、是非。

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Comments

私も買いました。
LeicaTimeのケースはデザインが素晴らしいですね、革もとてもよいです。しかし、縫製と仕上げは、日本製と比べて低いと思います。

Posted by: ねこねこ | July 13, 2009 at 12:15 PM

ねこねこさん、はじめまして。
イタリア製品はカメラケースに限らず、衣類なども仕上げはラフですね。ラフというか緩い(笑)。以前通っていたカスタムバイクショップでは、イタリア工場で組み立てて輸入し、日本国内でもう一度組み直すといっていました。精度に対する国民性のちがいでしょうか。ただ、イタリア製品は個性的なものが多く、やはり心惹かれます。天才肌のアーティストといったところでしょうか。

Posted by: metalmickey | July 13, 2009 at 12:48 PM

私もネットサーフィンをしていたら彼のホームページを見つけ物凄く興味を持っていたのですが、如何せんホームページの作りが余りにお粗末なものだったので、購入をためらっていたところでした。これを機に思い切って購入します。本当にありがとうございました。

Posted by: mit-jin | May 31, 2011 at 10:47 PM

> mit-jinさん
Leicatimeのケースはデザインと革質が気に入ってます。いつもM8に付けっぱなしです。小さめのポコッとしたグリップがかわいいですね。

Posted by: metalmickey | May 31, 2011 at 11:27 PM

似たようなデザインで、中国のMr ZHOU さんのケースがお勧め、やはり、ebayで買えます。こちらは、日本円で六千から七千円ぐらいですが、とても縫製がよく、やわらかななめしレザーで、ごきげんです。
写真からすると、まだ三十歳ぐらいの上海の素敵な青年アーティストです。ライカや、高級レンジファイいダーのケースが御得意のようです。
わたしのEPSON R-D1S ケースがっこいいです。

Posted by: martino | February 17, 2014 at 11:46 AM

Mr.Zhouのケースは、以前上海に出張した際に向こうで購入したことがあります。こなれた価格にわりにフィット感がよかった印象がありますね。店舗レイアウトが高級志向、ファッション志向があり、向こうではけっこう目立っていました。上海は安価なケースがたくさんあるので、Mr.Zhouの価格帯でも高級路線になるようですね。

Posted by: metalmickey | February 17, 2014 at 12:17 PM

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