GR DIGITAL

July 06, 2009

DP2 D-LUX4 GR DIGITAL ドーンとまとめてフルカスタム!

GR DIGITAL カスタムブック」の出版を記念して……というわけではないのですが、日経ネット IT PLUSにて大型カスタム特集を企画しました。今回は、SIGMA DP2、LEICA D-LUX 4、そしてGR DIGITALと、人気機種3台をフィーチャーしてフルカスタムしています。カスタム例の紹介だけでなく、カスタマイズする上でのポイントもていねいに解説しました。これからカスタムにチャレンジしたいと思っている方に、特にオススメしたい記事です。全3回の短期集中連載になります。

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●日経ネット IT PLUS 「魅惑のカメラカスタマイズ」
第1回 LEICA D-LUX 4をオールド一眼風に
ボディケースをまとったハードなフルカスタムです。さりげなくミリタリーテイストを狙いました。前半部分では、連載初回ということもあり、GR DIGITALに端を発するカスタムムーブメントの流れをまとめてみました。

第2回 RICOH GR DIGITALの味わい
我楽多屋(アローカメラ)さんで密かに入手した、とっておきのフードでカスタムしました。GR DIGITALはカスタマイズのお手本のようなカメラですから、基本的なカスタムテクニックについてもていねいに解説しています。

第3回 SIGMA DP2 標準レンズならではの装い
かねてから温めつづけてきた大技で、DP2をカスタマイズしました。特にクラカメファンなら、「何もそこまでしなくても……」と呆れるようなパーツでカスタムしています。

 

Coverfixs_3 「もっとカスタムしたカメラを見たい」という方は、
「GR DIGITAL カスタムブック」をご覧ください。
よろしくお願いいたします。

●GR DIGITALカスタムブック
監修:和田高広 著者:澤村 徹
出版:翔泳社
価格:1980円+税

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June 08, 2009

GR DIGITAL カスタムブック 本日発売です!

本日より、「GR DIGITAL カスタムブック」が全国の書店で発売になります。先週から一部の書店では販売されいたようですので、すでにお手にとってくださった方もいらっしゃるかもしれません。以下に目次とカスタム例を掲載しました。ご購入の参考にしていただければ幸いです。

Coverfixs 「GR DIGITAL カスタムブック」
クラシックカメラへと続くドレスアップの誘い

●翔泳社の紹介ページです
●metalmickey's webの紹介ページです

著者:澤村 徹
監修:和田高広
発行:翔泳社

価格:1980円+税
発売日:2009年6月8日


●Chapter 01 Dress Up
GR DIGITALの定番カスタマイズを筆頭に、個性的なカスタムスタイルを取りそろえました。鉄板のM46システムスリットフードをはじめ、フォクトレンダー製のパーツだけでつくったカスタムも紹介しています。

●Chapter 02 Custom Technic
フードアダプタの革巻き、ファインダーやフードの選び方など、カスタムの具体的なテクニックを解説しています。汎用性のあるテクニックなので、GR DIGITALだけでなく、DP1/DP2、DMC-LX3、D-LUX 4にも応用できると思います。

●Chapter 03 Classic Modify
古今東西のクラシックカメラをモチーフに、GRDカスタマイズを試みています。単に似せるのではなく、デザインエッセンスからカスタムの切り口を学んでいこうというコーナーです。ワイコン装着時のカスタム例が目玉カスタムです。

●Chapter 04 Photo Customize
スクエアフォーマット、TEモードなど、GR DIGITALにはフィルムテイストな撮影機能があります。それらを活用し、写真のバリエーションを楽しんでみようというコーナーです。

●Chapter 05 Function Customize
GR DIGITALの柔軟かつ多様な撮影機能を、隅々までカスタマイズしています。外観のカスタムだけでなく、外と内の両面からGR DIGITALをカスタマイズしていきます。

●Chapter 06 Case and Bag
フルカスタムしたGR DIGITALを前提に、携行時のバックやケースを考察してみました。といっても単なるバッグ紹介ではなく、飛びっきりの大ネタを用意しています。ある種の“お楽しみページ”といえるかもしれません。

●Chapter 07 Other Camera, Another Style
GR DIGITAL以外のデジタルカメラをドレスアップしています。DP1、D-LUX 4、デジタル一眼レフなどを取り上げました。それぞれのカメラにフィットするパーツを選び、所有欲を刺激するスタイルにこだわりました。

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※これらのカスタムはすべて「GR DIGITAL カスタムブック」で解説しています。

本書では、新品購入できるカメラアクセサリーに加え、クラシックカメラ用のアイテムを多数取り上げています。こうしたアイテムはいざ手に入れようと思うとなかなか巡り会えなかったりするのですが、今回、監修の和田高広氏が、中古アクセサリー購入に便利な厳選カメラショップリストを作ってくれました。ぼくもよく買いに行く我楽多屋さんをはじめ、通なカメラショップがズラリと並んでいます。こちらも合わせてご覧ください。

カメラには、撮る楽しみと持つよろこびがあります。本書はその両面を、カスタムというキーワードで一歩推し進めてみました。90年代のデジタルカメラは、キャプチャーマシンの域を脱しませんでした。しかし、十余年の時を経て、いまやデジタルカメラはフィルムカメラと肩を並べる存在です。1~2年で買い替えるのではなく、長きにわたって使い込める高機能性、細部にわたりこだわり抜いたプロダクトデザインをまとい、ようやくわたしたちの前に、愛着のわくデジタルカメラがあらわれました。カスタムというホビーが成立するのは、デジタルカメラが写真機の風格を持ち得たからではないでしょうか。デジタルカメラが「カメラ」になった証を刻みたい――そんな思いを込めて本書を執筆しました。GRDカスタマイズの世界、ぜひお楽しみいただければ幸甚です。

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May 29, 2009

GR DIGITAL II フルカバード 白カメバージョン

どうも今年は白がキテるらしい。ペンタックスのK-m whiteといい、ライカのM8ホワイトといい、限定モデルは白カメが目白押し。そういえば、コンデジ用のボディケースもたいてい白がラインナップされている。もうすぐ夏だし、やってみますかGRD夏仕様、今回は白カメカスタムです。

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とはいえ、白のボディケースを付けてハイ終わり、ではあまりに芸がない。実のところ白カメカスタムの発端は、ボディケースではなく、LC-1用のパネルキットだ。mixiのコミュニティ「GRD Customize!!」でレーザー加工の職人さんと知り合い、オリジナルデザインのアクリル板パネルキットを作ってもらった。こいつを主軸にアレこれドレスアップしてみた結果、白カメカスタムに落ち着いたというわけだ。

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このパネルキットは、B.PHANTOMさんに依頼して製作してもらったもの。オリジナルデザインで作ってくれるのがポイントだ。オリジナルデザインといっても難しい話ではなくて、手書きでざっくり「こ~んな感じ」というラフを送信。すると先方さんがカチッとデザイン化してくれる。パネルキットは分割済みの状態で届き、裏面には粘着シートが貼ってある。LC-1にペタリと貼り付けるだけで完成だ。

アクリル板はレザーを当てたところが凹んで黒くなる。シルバーとブラックのツートーンだ。画像データを用いれば、グラデも描けるという。今回のデザインのポイントは、右肩上がりの帯。以前の記事で紹介したとおり、GR DIGITALにLC-1を付けると、ちょびっとだけ向かって右側に傾いてしまう。この傾きが気になっていたので、デザイン自体を斜めにして目立たないように配慮してみた。まあ、ヒジョーに些末な世界ですが、カスタム魂は細部に宿りますから(笑)。

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ボディケースはAki-Asahi.comのものをチョイス。ストラップはMINUITの一点吊りだ。最近、白のストラップやケースは種類が増えているので、好みのものを選べばよいだろう。この組み合わせも、とりあえず手持ちのものを合わせてみただけ。厳密にいうと、白のテイストがちがうのでちょっと不満だったり。ボディケースは純白、ストラップはオフホワイト。やっぱ微妙だ……。黒も千差万別だけど、白も奥深いですね。

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May 15, 2009

GR DIGITAL カスタムブック を出版します!

思えば「GR DIGITAL カスタマイズ」という記事をアップしたのがキッカケでした。あれから2年半にわたり、GR DIGITAL、DP1、D-LUX 4など、さまざまなコンパクトデジタルカメラのドレスアップに没頭……。皆さんからたくさんのアクセス、励ましのコメントをいただき、今日に至ります。最近は雑誌やウェブ媒体でカスタマイズ記事を掲載する機会も増え、ようやくホビーとして認知されてきた感触があります。これからです! が、本ブログをご覧のみなさんには、あえて「お待たせしました」というべきでしょう。ついに、丸ごと一冊GRDカスタマイズな本が出ます!

Coverfixs 「GR DIGITAL カスタムブック」
クラシックカメラへと続くドレスアップの誘い

●翔泳社の紹介ページです
●metalmickey's webの紹介ページです

著者:澤村 徹
監修:和田高広
発行:翔泳社

予価:1980円+税
発売予定:2009年6月8日

これまでブログ、雑誌、ウェブ媒体で紹介したカスタムから、特にお薦めできるスタイルを厳選。さらに新作カスタムを多数収録した一冊です。GR DIGITALを軸に、DP1、D-LUX 4、デジタル一眼レフのドレスアップも取り上げました。カスタム向けのフードやファインダーは流用できるものが多いので、GRDユーザー以外の方々にも楽しんでもらえる内容だと自負しています。

本書で取り上げるカスタムスタイルは、使用したパーツ名、取り付け方法、そしてスタイル作りのコンセプトをていねいに解説しています。はじめてコンデジドレスアップに挑戦する人はもちろん、すでにカスタムを楽しんでいるベテラン層の方々も、オリジナルスタイル作りの参考にしていただける内容を目指しました。また、操作系チューニングや写真加工のポイントにも触れ、外と内の両面からGR DIGITALを徹底カスタマイズしています。ぜひ、お手にとってご覧いただけると幸いです。

●追記
監修の和田高広氏が、ブログにてCOOLPIX P6000のカスタムを紹介しています。こちらも併せてご覧ください。

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April 03, 2009

GR DIGITAL に Leitz 12501 は付くのか!?

Leitz 12501にすっかりやられてる今日この頃、しかしながら、GR DIGITALのことを忘れたわけじゃない。12501はGR DIGITALに付くのか、装着したらどんな姿になるのか。おそらく読者諸氏(特にGRDカスタマイズファン)も気になっていたはず。もちろん、試してみた。試した結果、今日まで封印していた。ちとほろ苦い、GR DIGITALとLeitz 12501のカスタムレポートです。

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上の写真を見て、「なんだ付くじゃないか。もったいぶるなよ」と思っただろう。そう、たしかに付く。スタイルもわるくない(むしろカッチョイイ)。ケラレだって発生しない。M46システムスリットフードに次ぐベストカスタムの予感……。いやが上にも期待は高まる。

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バックビューもなかなかのイケメンだ。ここではコシナ角型ファインダーと組み合わせているが、コシナ28mm丸型とも相性がよい。期待はますます高まっていく。GR DIGITALに12501を装着する際は、まず37-49mmステップアップリングと49mm保護フィルターを装着。ステップアップリング外周にビニックスレザーなら1周、パーマセルテープを2~3周巻いておく。これでキュッと装着できる。D-LUX4のときと同様、完全にロックできるわけではないが、実用可能な程度には固定できる。

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スタイルよし、ケラレなし、装着も無加工。こう書くと理想的なのだが、どうだろうこのサイドビュー、微妙に鏡胴(ていうかフードアダプタ)が寸足らず。一見したとき、「短足!?」と思ってしまった。また、12501が光沢ブラックであるのに対し、GR DIGITALのボディカラーは黒というよりもダークグレー。MS明朝体のテキストに、1ラインだけJS平成明朝体を混ぜてしまったような違和感。まあ、カラーについてはまだしも、短足はいかんだろ短足は……。

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しからば、ワイコンGW-1にかぶせたらどうか!? それを試したのが上の写真だ。そのままでは若干ゆるいので、ワイコン外周にパーマセルテープを2周巻いている。これでキュキュッとはまる。鏡胴がグッとせり出し、迫力が出た。しかもワイコンのカットオフがElmarit 28mm F2.8のクビレを彷彿させる。これでカッチョイイ21mmファインダーを見つけてくれば完成か? と思いきや、このスタイル、実はケラレまくりなのだ。3:2はもちろん、1:1でも画像底辺にフードのフチが写り込んでしまう。嗚呼、もったいねえ。セクシークビレちゃんなのに。

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かっこいいのにねえ……。気に入ってるフードだけに、まだ未練タラタラです。

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March 02, 2009

GR DIGITAL II LC-1でフルカバードスタイル

どうも巷では、LC-1が流行っているらしい。RICOH GX200用の自動開閉レンズキャップ。アニメメカ的な発想を前面に押し出したアレだ。当然GX200専用アイテムだし、いまさらという感は否めないのだが、どうらやコイツ、GR DIGITAL IIにも着くらしい。幸いLC-1はAmazonプライスで1350円。これなら遊べる、おこづかいで遊べる!

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実ははじめてLC-1を見たとき、「これはダメでしょ」と思った。おもしろいギミックだけど、戦隊ロボというか秘密メカというか、どことなくアニメ臭がする。カメラとアニメ……。う~ん、どうなんだろう。個人的には奇を衒った気がして好きになれなかった。そんなネガティブな第一印象を払拭してくれたのが、ボディケースとの出会いだ。昨年のデジタルカメラマガジン12月号にて、各社高級コンデジのドレスアップを特集した。その際、GX200のカスタムパーツとしてLC-1を調達。アレコレ試してみたところ、レザーボディスーツと抜群に相性がよいのだ。どんなパーツも組み合わせ次第。むろんデザインの好みはあると思うが、柔軟に遊んでこそカスタムだ。

【レンズバリアがあってもなくても、着けます!】
そもそもLC-1は、レンズキャップ着脱を省略するためのアイディア商品だ。GX200はレンズバリアがない。そのためレンズキャップを着けて携行するが、撮影のたびに着脱するのが面倒……。ならば自動開閉でどうですか?というわけ。なかにはLC-1を改造してDP1に装着する人もあらわれ、やはりコンデジでレンズバリアなしというのは、抵抗感をおぼえる人が少なくないようだ。ちなみに、GR DIGITAL IIはちゃんとレンズバリアがある。にも関わらずLC-1を着けるそのこころは……酔狂です。

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これがGR DIGITAL IIに着けて開閉した様子。レンズ面は奥まっているので、レンズがLC-1に接触することはない。キャップの表面には例によってビニックスレザーを貼ってみた。直径は手動測定で38mm。円切りカッターでカットし、両面テープで貼り付けている。側面にも貼れそうなスペースがあるのだが、ちと面倒なので割愛した。

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肝心の取り付け方法だが、実は無加工で装着できる。LC-1の蝶番をほぼ真上にして装着。そのまま時計回りに少しまわすと、カチッと手応えがありロックできる。まあ、ロックといっても、非対応製品なのでハマるという程度。向かって右側に傾いてしまうのがちと惜しいか。右の写真は装着時の着脱マークの位置だ。装着時は白マークがこのような位置でストップする。

【バトルスーツ、やっぱアニメか!?】
さて、LC-1のドレスアップはどんなスタイルが考えられるだろう。いろいろとパーツを取っ替え引っ替えしてみたのだが、どうもシックリくる外付けファインダーが見当たらない。普段のレンジファインダーカメラ風カスタムではなく、新たな発想で挑む必要がありそうだ。

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そんなわけで、カメラヒラノのレザーハーフケースとLeicatimeのハンドストラップを組み合わせてみた。コンセプトはフルカバード。GR DIGITAL IIとLC-1はデザイン的に相容れない。そこでケースを使って異なる外観を与え、LC-1となじませようというアプローチだ。本当はボディスーツを着せたいところだが、とりあえず手持ちのハーフケースで試してみた。ハーフケースだけだとLC-1のインパクトに負けてしまうので、さらに太めのハンドストラップで威圧感を出す。いわばGR DIGITALの甲冑仕様。甲冑といえばバトルスーツ→モビルスーツ。ああ、やっぱノリはアニメかぁ(笑)。

なお、今回の記事はmixiの「GRD Customize!!」コミュニティのトピックスを参考にしました。このトピックスでは、ビニックスレザーの代わりにアクリル板で製作したロゴを貼り付けています。これが凄まじくカッコイイ! 手先の器用な人がうらやましいです。

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November 26, 2008

GR DIGITAL II スクエア専用カスタム

久々のGRDカスタマイズネタですよぉ。デジタルカメラマガジン12月号にて「コンパクトデジカメ ドレスアップ術」という特集を企画執筆したわけですが、今日は惜しくも掲載に漏れたカスタムスタイルを紹介してみようかな、と。

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以前Konifoodを使ったスタイルを紹介したが、今回はそのアレンジバージョン。キーアイテムはマミヤCシリーズ SEKOR 105mm/f3.5用フードだ。マミヤCシリーズはレンズ交換式二眼レフというかなりユニークな中判カメラ。その純正レンズフードを取り付けてみた。フード表面に縮緬加工が施してあり、Konifoodよりもシックに仕上がるのが特長だ。ロゴマークと固定ネジがクラシカルな雰囲気を引き立ててくれる。

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なにゆえこいつが掲載落ちしたかというと、ケラレが発生するんですね。SEKOR 105mm/f3.5は、35mmフィルム換算でおよそ55mmに相当。いわゆる標準レンズの画角なので、単焦点28mmのGR DIGITALでは当然ケラレてしまう。しかし、GR DIGITAL IIなら1:1モード(スクエアモード)で撮れるから、多少のケラレは回避可能。日頃からGR DIGITALで撮りまくってる人なら難なく使いこなせるスタイルだ。ただ、撮影モードが限定されるため、雑誌掲載は見送ることにした。

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取り付け方法を見ていこう。このフードは42mm径のカブセ式。レンジファインダーカメラでポピュラーな40.5mmフィルターにジャストフィットで装着できる。というわけで、まずはYahoo!オークション「八仙堂」の37-40.5mmステップアップリングにかぶせてみたが、ステップアップリングの外周が若干大きく、残念ながら装着不可。つぎにこのステップアップリングに40.5mmフィルターを付けて装着したところ、ごくわずかにケラレが残ってしまう。取り付けはジャストフィットなのだが、ケラレが残るのでは致し方ない。なかなか手強いレンズフードだ。

やむなく奥の手で付けることにする。フードアダプタに37mm保護フィルターを付け、フィルター外周にパーマセルテープを数周巻いてみた。やや取り付けが弱いが、撮影に支障のない程度に固定できる。スクエア限定といい微妙な取り付けといい、わかってる人向けのカスタムといえそうだ。

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ファインダーはリコー純正のGV-2をチョイス。角型でパーツをそろえるという理由に加え、このファインダーは1:1のブライトフレームがある。エントリーのタイトル通り、スクエア専用カスタムというわけだ。

ストラップは何がいいだろう。レザーならまちがいなくクラシカルに収まるが、アルティザン&アーティストのACAM-109あたりでカジュアルテイストをプラスしてもおもしろそう。色はアイボリーやカーキといったアースカラーがいいか。それともシンプルにブラックでいくか。こんな風に、カスタムは夢想している時間も楽しいですね。

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November 20, 2008

デジタルカメラマガジン12月号 デジカメカスタマイズ特集

なんだよ澤村、最近のエントリーは告知ばかりでつまんねーよ。たまにネタ記事かと思えばLeica M8とか赤外線とかワケわかんねーし、GRDカスタマイズはやめちまったのかよ!? とまあ、GRDカスタマイズファンには不義理な日々がつづいておりますが、カスタマイズはやめてません。むしろ加速拡大中! ついに本気モードのデジカメカスタマイズをお届けできる日がやってまいりました。

●デジタルカメラマガジン12月号 コンパクトデジカメ ドレスアップ術

GR DIGITALを皮切りに、DP1、GX200、LUMIX DMC-LX3など、人気コンパクトデジタルカメラをやりたい放題にカスタマイズしてみました。通常この手のコンテンツは、高級コンパクト特集の1コーナーという扱いになりがちです。しかし今回は、特集一本まるごとカスタマイズ。カスタムファンには夢のような特集です。

特集内ではいろいろなスタイルを紹介していますが、特に見応えがあるのは以下の3スタイルです。

テレコンGRDスペシャル
テレコン装着したGR DIGITALをフルカスタマイズしています。テレコンにはねじ切りがありませんが、カブセ式フードで迫力あるスタイルに仕上げています。

白無垢DP1
ボディケースとストラップを白でまとめ、カジュアル&清楚を狙いました。裏テーマはDP1クリスマスバージョン(笑)。

D-LUX4オールドライカスタイル
D-LUX4にオールドライカレンズのフードを装着し、ネオクラシックにまとめました。LUMIX DMC-LX3にも応用できるスタイルです。

このところブログではカスタムネタがご無沙汰してしまいましたが、そのぶんパワーアップした内容になっています。ぜひご覧ください。

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October 22, 2008

IT PLUS 高級コンパクト特集

今年は高級コンパクトの当たり年です。まず春先にSIGMA DP1が登場し、この秋冬モデルではパナソニック「LUMIX DMC-LX3」、キヤノン「PowerShot G10」、ニコン「COOLPIX P6000」と怒濤のリリースラッシュ。そんなわけで、日経ネットIT PLUSで高級コンパクト特集を執筆しました。

●高級コンパクトの魅力
第1回 こだわりの画質と機能、これぞ大人のためのデジタルカメラ
第2回 クラシックな装い、デジカメの成熟を体現
第3回 5機種の高画質ぶりを実際の作例でチェック

ピックアップするモデルを5機種に厳選し、高級コンパクトのアドバンテージが浮き彫りになるように構成しました。レビューベースの記事ではなく、高級コンパクトというジャンルを俯瞰的かつ横断的に考察しています。高画質モデルならではの安心感、豊富なアクセサリーによるシステムアップとドレスアップ。大人が本気で遊べるカメラだと思います。ぜひ、ご覧ください。

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September 02, 2008

GR DIGITAL Custom File

このところホームページの告知がつづいていますが、スミマセン、今回も更新情報です(汗)。アクセスログによると、当ブログを見に来られる人は半数くらいがGR DIGITALカスタマイズに興味があるご様子。一応カテゴリ分けしていますが、最近は記事数が増えて検索性がよろしくない。そんなわけで、GR DIGITALカスタマイズのまとめサイトを作ってみました。

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●GR DIGITAL Custom File

GR DIGITAL Custom Fileでは、当ブログで紹介したカスタムスタイルを一括掲載しています。テキストを最小限に抑えた写真中心のページです。このブログみたいに延々とスクロールしなくても、チャラっとカスタム写真を閲覧できる。こりゃ便利!というわけ(笑)。

いまmetalmickey.jp内にブログのアーカイブを構築中で、その一コンテンツとして公開しています。気が向いたらGR DIGITAL以外のページものぞいていってください。よろしくお願いいたします。

●追記
サイトリニューアルにともない、「GR DIGITAL Custom File」のURLを更新しました。

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May 30, 2008

GR DIGITAL のストラップはどうしてます?

GR DIGITAL IIとDP1、どちらもストラップはひも式だ。そのせいでお気に入りのストラップが使えない。ものすごく選択肢が狭くなる。クラカメ向けのレザーストラップはおろか、手持ちの一眼レフ用ストラップすら流用できない……と思い込んでませんか? 実はいい合わせワザがあるんです。

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【GS-1流用でストラップの自由を!】
このカスタムテクニックはPCfan連載「吾輩は寫眞機である」で取り上げたものだが、まずはリコーの純正ナイロンストラップ「GS-1」を用意してほしい。実用本位のどうということのないストラップだが、GR DIGITALのストラップカスタマイズでは多いに役立ってくれる。

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使うのは取り付けパーツのみ。この取り付けパーツ先端は口の字型の金具になっていて、ここに手持ちのストラップを通せばいい。取り付け部がナイロンのストラップなら、ナイロン to ナイロンで見た目も統一感がある。細めの一眼レフ用ストラップあたりがベストマッチだ。

【レザーストラップは付くのか!?】
GR DIGITALをクラカメ風にカスタムしているなら、やはりレザーストラップでドレスアップしたいはず。GS-1の取り付けパーツでレザーストラップはイケるのか? 取り付けパーツの金具の内径は約8mm。それに対し、一般的なレザーストラップの幅は10~11mm。数値的には付かない。しかし、ときに感情が理論を上回ることもあるのだ。

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通った! かなり苦しそうな姿だが、革の柔軟性のおかげでナンとか装着達成。ちなみに、写真のストラップは平井製作所の一眼レフ用。取り付け部分は二枚革でがっちり補強してある。これだけゴツいストラップが通るのだから、一般的なレザーストラップなら問題なく装着できるだろう。

なお、めざとい人は気付いているだろうが、上の写真はGR DIGITAL IIではなく、SIGMA DP1だ。DP1の純正ナイロンストラップもGR DIGITAL同様ひも式で、取り付けパーツの金具はほぼ同サイズ。つまり、GR DIGITALもDP1も、同じカスタムテクニックが使えるというわけだ。

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純正ナイロンストラップの取り付けパーツを使えば、ストラップの選択肢は一気に広がる。もう「ひも式だから……」とあきらめることはない。最近はハンドストラップの取り付けを攻略中。ケータイストラップ流用が王道だが、どうも突き抜けたアイテムが見つからない。何かこう、心にグッと迫るようなハンドストラップを付けたいものです。いいアイディアが浮かんだら、またご報告します。

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March 12, 2008

GR DIGITAL II テレコンフード装着の奥の手

これまでカブセ式を中心に物色してきたテレコン「GT-1」のフードだが、いよいよ行き詰まってしまった。テレコンの外径は62mm弱。この微妙なサイズにフィットするカブセ式フードが見つからない。そんな折り、当ブログを見てくれているecさんが、耳よりな情報を寄せてくれた。「その手があったか!」と目からウロコのナイスアイディアだ。

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【58mm径フードを内ハメ式で】
ecさんから教えてもらったテクニックはこうだ。テレコンの内径は58mm強。よって58mm径のレンズフードがはまる。少々ゆるいが、ハマるにはハマる。そこで紙テープを細く切り、テレコンの内周とフードの外周にテーピング。要は紙テープをスペーサー代わりにするわけだ。そしてテレコンにフードをグリグリ押し込むと、いやあこれが思いのほかしっかりと固定できる。いわば、内ハメ式といったところだ。

Lmimg_018532_2 そんなわけで、手持ちの58mm径フードを取り付けてみたのが上の写真だ。これはMC Biometar 80mm/f2.8用のフード。このレンズはPENTACON Sixという中判カメラ(左写真参照)用のもので、中判カメラの80mmは標準レンズに相当する。つまり、35mmフィルム換算で40mm相当のテレコン「GT-1」でもイケるのではないか、と。ちなみに、紙テープはパーマセルテープを使うことにした。パーマセルテープは剥離性がよいので、いつでも元に戻せる。しかもはがしやすい割りにほどよい粘着性もあり、この手のトライアンドエラーにウッテツケだ。もし本格的に取り付けるのであれば、ウーペを両面テープでテレコン内周に貼り付けてもいい。多少厚みのあるテープなら、フード側にはテーピングしなくてもそのままいけるかもしれない。

【ケラレとゴーストは消えるのか!?】
さて、肝心のケラレはどうだろう。以前、バトラーキャップを装着した際はさんざんな結果に終わったが、今回はどうにか許容範囲内の写真が撮れた。まずはアスペクト比4:3のサンプルから見てもらおう。

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【GR DIGITAL II 4:3】

ベランダからの花粉飛び散るナイスビューでお送りしております。手抜きサンプルですみません。それはさておき、四隅に若干ケラレがある。無視できなくもないが、カメラをやっている人なら「ケラレてるなあ」とひと目でわかってしまう。では、アスペクト比3:2ではどうか。

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【GR DIGITAL II 3:2】

右上に、ごくわずかにケラレが見える。でも、これくらいなら無視できそうだ。全面にわたっていろいろと写り込んだ写真なら、まずもってケラレが気になることはないだろう。

とまあ、そんなこんなで、ケラレないフードをテレコンに装着できるようになった。ただし、このフードを付けても赤い悪魔――ゴーストは防げない。つまり、実用的なカスタムとはいえないだろう。かといって、ドレスアップという側面から見ても微妙な姿だし……、どうしましょうか!?

唯一の救いは、革巻きアダプタとレンズフードの柄が、奇跡的(笑)にマッチしてるってところかなあ。GT-1、一筋縄ではいきませぬ。

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February 03, 2008

GR DIGITAL II GT-1の紅炎は我慢できるか!?

GR DIGITAL IIの発売から遅れること1ヶ月、ユーザー待望の40mmテレコン「GT-1」が店頭に並んだ。標準画角へのニーズは多く、文字通り待望のテレコン登場というわけだ。ところがこのGT-1、発売直後から評判がすこぶる悪い。意図せぬゴーストが出るともっぱらの噂だ。いやいや噂ではない。実際試写してみると、豪快に赤いゴーストが四隅を覆う。さてこいつ、一体どうしてくれようか?

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【赤いコーティングが妖しい怪しい】
GT-1の発表はGR DIGITAL IIと同時だった。そして当初から発売が遅れるといわれていた。その時点の風評は「前評判が高くて生産が追いつかない」という好意的なもの。しかしいま思えば、当時から問題を抱え、その問題を解決できないまま市場に出してしまったことになる。その問題とは、予期せぬ赤いゴーストだ。論より証拠、まずはゴースト発生サンプルをご覧あれ。

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GR DIGITAL II + GT-1

四隅が赤い。程度の差こそあれ、確実に赤い。ゴーストといえば逆光撮影の産物だが、こいつは光の状態を問わない。順光でも半逆光でも出る。意図せず予期せず赤くなる。おそらく内面反射の類だろうが、ハンドリングできないのがつらい。

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レンズ表面の赤いコーティングがご覧いただけるだろうか。この色合い、赤いゴーストとそっくりだ。内面反射でも起こしてコーティングの赤が写り込んでいるのか。ウーペを貼って反射を抑えようと考えたが、すでに一部のユーザーが内面反射防止を施してみたらしい。結果は、改善の気配なし……。撮り方や工夫でハンドリングできるならいざ知らず、為す術なしというのが悲しい。

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GR DIGITAL II + GT-1

これらはGT-1で普通に撮れた例。コントラストが少々暴れるが、シャープネスを大きく損なうことなく、コンバージョンレンズとしてはまずまず優秀な写りだと思う。それだけにあの赤いゴーストは惜しい。さらに対策がなされぬまま販売がつづいている点も残念だ。LEICA M8のマゼンタかぶりも大きな問題になったが、UV/IRフィルターの無償配布で現在は沈静化。M8系ブログを見るかぎり、多くのユーザーはメーカーの対処に納得して使っているようだ。一部では、「スクエアモードで撮ればゴースト部分をカットできる」と好意的な救済策を提案する人もいる。ただそれは、根本的な解決策ではない。画質で高評価を得たカメラなのだから、画質で応えてほしい。特にGR DIGITALユーザーはその高画質に惹かれて買うのだから、なおのことだ。

で、ぼくはというと、こういうのは全然平気だったりする。普段からオールドレンズで撮っているせいもあるが、ゴーストやフレアのたぐいはさほど気にならない。むしろトイカメラっぽくておもしろいかな、と。ただまあ、ずいぶんと割高なトイカメラアタッチメントだけど……。

【テレコン装着時のカスタムギア】
そんなわけで、40mmテレコンも存分に楽しませてもらうことにする。当然、カスタムだ。40mmテレコン装着時、どのようなスタイリングが可能であろうかと、いろいろ考えてみた。まずひとつめはファインダー。40mmファインダーはRICOHから発売されていないので、ユーザーが自前で用意しなくてはならない。写りがアレなテレコンにお金を使うのは気が引ける。でも、ここまできて(ってどこまで!?)引き下がるわけにもいかない。いろいろ大変です。

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ライカな人には説明不要かと思われるが、バルナックライカ時代の逆像ビドムを付けてみた。フレームは35mmから135mmの無段階調整。ざっくり40mmあたりに合わせて使う。ただ、逆像ビドムという名称通り、ファインダー内の像は左右反転している。正直、慣れが必要だ。そして、慣れても面倒なシロモノだ。

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フードは樹脂製カブセ式を選んでみた。BUTLER CREEKのバトラーキャップ(46OBJ)。本来ライフルのスコープに付けるものだが、サイズが合うのでテレコンに装着。樹脂製なので高級感と無縁のチープさだが、パコッとキャップが開いて便利といえば便利。ただ、ここでひとつ大きな問題が……。ケラレる。しかも豪快に。深めに装着してもスクエアモードにしてもダメ。フードのフチが内側にせり出しているので、どうもそれがケラレの原因になっているようだ。かといって削ってしまうとフタが使えないし、う~む。

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後姿はなかなかインパクトがある。でも、ケラレるのでは意味がない。この手の失敗はよくあること。また今度がんばります。

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November 22, 2007

GR DIGITAL II 角型フードはどうですか?

GR DIGITAL IIの記事をあちこちで書き散らしております。でも、こればかりはメジャー媒体で書けません。カスタマイズネタ。ニッチなカメラのさらにニッチなカテゴリ。しかし、キヤノンのPowerShot G9がオプションで速写レザーケースを作ったりするあたり、デジカメのクラカメ風ドレスアップはアリなんじゃないでしょうか。前々から温めていたネタがいろいろあるんですよ。一挙にドドーンと公開します。ていうか、ネタだったのか……。

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【角型フード、しかもカブセ式が熱い!】
GR DIGITAL IIと同時発売の角型ミニファインダー「GV-2」、これを買うか否かは少し迷った。角型ならフォクトレンダーの28/35対応品の方がコンパクトでかっこいい。でも「GV-2」はスクエアフォーマットのブライトフレームがある。こりゃもうお布施だよな、と苦笑いしながらポチッと予約を入れた。予約と同時に思ったのは、角には角がよく似合う(はず)。そんなわけで28mmの角型フードをあさってみた。

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こいつは旭光学のTakumar 28mm/f3.5用のカブセ式フード。口径は49mmだ。フードアダプタに37-49mmステップアップリングをつけ、上からかぶせれば完成。と思いきや、そうはいかなかった。微妙に小さいのだ。ステップアップリングが肉厚なので、わずかに入らない。手持ちの49mmプロテクトフィルターをステップアップリングに付け、その上から再挑戦。やはりダメ……。ただし、49mm径のオールドレンズにはすっぽりとはまる。どうも最近はねじ込み枠が肉厚傾向なんだろうか?

そんなわけで、「同時代ならイケるんじゃないの?」と推測。ジャンクボックスを探したら、ありました、旭光学の49mmUVフィルター。 こいつをステップアップリングにねじ込み、その上からフードをおそるおそるかぶせると、う~ん、吸い込まれるような装着感。たまらんです。28mm用フードなのでケラレはなし。でも、ファインダーは下1/3がケラレます。見た目重視のご愛敬、というところでしょうか。当初はこのフード、「GV-2」向けに買ったのだが、どうも「GV-1」の方が相性がいい。どちらも押し出しの強いアイテムなので、かえってバランスがとれるようだ。ちなみに「GV-2」と組み合わせると、幻の名機(に終わりそうな)SIGMA DP1にクリソツです。

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じゃあ「GV-2」はどうすんのさ! というわけで、用意したのはこいつ。コニカの古いレンジファインダー用フード。口径は43mmで、やはりカブセ式。二眼レフのフードみたいでかなりシブ好みか。シルバーのリングがアイキャッチになっていい雰囲気だ。取り付け方法は、37-43mmステップアップリングの上からそのままかぶせる。こいつはジャストフィットだった。というか、正真正銘のジャストフィット。まったくスキマがなくて、むりむり押し込んでます。

カブセ式フードで難しいのは、○mm用という表記が思いのほかアテにならない、ということ。ねじ込み式の表記は内径だから、まあ十中八九取り付けられる。でもカブセ式の場合は外径。取り付けられるかどうかは、ステップアップリングやフィルター枠の厚みによりけりというわけだ。ただ、いま目論んでいるのは、コンバージョンレンズにカブセ式でフードを付けたいなあ、と。いくつか試してみたのだが、いまのところフィットするフードと巡り会えない。ムダになったフードが部屋にたくさんございます。

【スリットフード攻略の秘策とは?】
さて、GR DIGITALカスタマイズを愉しんでいる方々の多くは、スリットフードを付けたいと考えているのではないか。スリットフードはかっこいい。ぼくが最初に選んだフードもスリットフードだった。ただ、広角用スリットフードは意外と数が少なくて、なかにはフードアダプタを加工して付けている人もいらっしゃる様子。それはちと敷居が高いので、なんとかねじ込み式で対処したい。夜な夜なヤフオクを徘徊し、ついに見つけました。いや、マップカメラの中古コーナーだったんですが……。

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嗚呼、ついにたどり着けた! この姿、ぼくが一番憧れていたスタイルです。フードはKonica M Hexanon 35mm/f2用で、HL-4という型番らしい。口径は46mmのねじ込み式。37-46mmステップアップリングに労せず付けられます。外観的には「GV-1」とベストマッチなのだが、あえて「GV-2」と組み合わせてある。これには理由があるのだ。このフードは35mm用。ということは……ケラレます。左上がチョビッと。でも確実にケラレる。周辺光量落ちっぽくは見えない。ただ単にケラレます。しかし、GR DIGITAL IIの場合はケラレたっていいんです! だってアスペクト比1:1、スクエアフォーマットで撮れるじゃないですか。四隅がケラレたってぜんぜんOKです。そんなわけで、1:1のブライトフレームのある「GV-2」と組み合わせてみました。

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手持ちのフードでいろいろ試してみたところ、35~50mm用のフードならおおむねスクエアフォーマットでいけます。このクラスのフードは49mm径が多いので、37-49mmステップアップリングを買っておくとかなり遊べるのでは。「今日は1:1で勝負!」という日は、ケラレを気にせずフードで遊ぶ。うむ、フード代がかさみそうだ……。

●追記
ちゃんとしたレビューがIT+PLUSさんで掲載されました。興味のある方はどうぞ。
GR DIGITAL II 本体レビュー
GR DIGITAL II 作例集

●追記の追記
PCfan 12/15号の「プロダクト解体新書」にて、GR DIGITAL IIを取り上げています。リコーのGR DIGITAL企画担当者から楽しいエピソードをたくさんお伺いし、至福のひとときでした。

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October 31, 2007

GR DIGITAL II でカスタム魂が再燃する!?

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GR DIGITAL カスタムブック 出版!
2009年6月8日、GRDカスタマイズを一冊にまとめた「GR DIGITAL カスタムブック」を出版します。これまでブログ、雑誌、ウェブ媒体で紹介したカスタムに加え、新作スタイルを多数収録。詳しくは以下の解説記事をご覧ください。よろしくお願いいたします。

●metalmickey's blog「GR DIGITAL カスタムブック を出版します!」

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ついにGR DIGITALの後継機、GR DIGITAL IIが出た。速報ベースの記事でよければこちらを参照してください。当日発表会に顔を出して思ったのは、リコーサイドからの説明にもあったように、まさに正統進化だということ。もう少し詳しくいうと、時流に合わせて変貌するカメラではなく、GR DIGITALは完成した器だった。

_mg_4960_3 カメラに限らず多くのマスプロダクツは、新製品が出るたびに旧製品の購入者が悔しい思いをする。機能の追加、デザインの刷新、そして低価格化。代を重ねるごとに肥大して、しかもコストダウンにともなってチープになり、いずれユーザーが離れていく。今回発表になったGR DIGITAL IIは、すべての面においてその対極にある。ただ磨いただけ。それだけの後継機。小学生が中学生になったような、一切のDNAを損なわず、少しずつだが着実に成長する――そんなカメラだ。

本質はなにも変わらない。

2年分、成長しただけ

旧機種のユーザーに買い換えを迫らない。買い足しも迫らない。純粋に新規GRDユーザーを増やすための後継機だ。初代GRDのために第5弾ファームアップも行われる(ただこれは初代GRD最後のファームアップになるらしいが)。シンクロモニターオフ時に撮影情報が表示できるようになり、飾りになりがちな外付けファインダーを実用アイテムとして使ってほしいというメッセージが伝わってくる。オプションに至るまで自社製品を大切にしている証だろう。

いま使っているGRDが壊れたとき、そのときはGRD IIを買えばいい。壊れるその日まで、いま持っているカメラでとことん撮ればいい。なにしろボディサイズと各部コネクタに大きな変更がないから、GRDで買い集めたカスタムパーツがそのままGRD IIに流用できる。逆にGRD IIの新オプションパーツ、角型ミニファインダーと40mmテレコンをGRDに付けることもできる(テレコンは要ファームアップ)。GRD IIが発売になることで、初代GRDユーザーにも愉しみが広がるわけだ。製品サイクルの短いデジタルカテゴリーで、これほど長きにわたって使えるデジタルカメラはめずらしい。

ユーザーを惑わせない。リコーは良心のある会社だと思う。

ただ、不満がまったくないわけではない。角型ミニファインダーの質感はちょっと微妙な印象を受けた。どうせ角型ファインダを買うなら、コシナの28/35mm mini Finderにすると思う。フードアダプタは昨今のカスタムブームを見越して、筒だけ売ってくれてもいいのではないか。そうしたら3本まとめ買いして21mmワイコン、40mmテレコン、フード装着用と使い分けるのに。まあ、カスタム野郎のタワゴトですが(笑)。

そう、書き忘れるところだった。GRD IIはスクエアフォーマットでJPEG/RAW撮影ができる。この一点で俄然、カスタム魂に火がついた。そういえば、はじめて書いたGRDカスタムネタもそんな書き出しだったな……。

11月22日、実機を手に入れたらカスタムを再開します。ええ、買いますともGRD II。さんざん買い足し不要なんて書いておきながら(笑)。

●追記
ヨドバシに予約入れました。
まあ、ここで報告するようなことじゃないですが……。

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March 04, 2007

GR DIGITAL カスタム再始動

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GR DIGITAL カスタムブック 出版!
2009年6月8日、GRDカスタマイズを一冊にまとめた「GR DIGITAL カスタムブック」を出版します。これまでブログ、雑誌、ウェブ媒体で紹介したカスタムに加え、新作スタイルを多数収録。詳しくは以下の解説記事をご覧ください。よろしくお願いいたします。

●metalmickey's blog「GR DIGITAL カスタムブック を出版します!」

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クルマにしてもバイクにしても、カスタムの終わりは唐突にやってくる。頭のなかに描いた理想型に近づけるため、湯水のごとく金をつぎ込み、熱病のようにパーツを漁る。そして理想が具現化した瞬間、カスタム病はウソのように醒める。そう、カスタムは完成したら終わり。だからぼくのGR-Dカスタマイズも、あれで終わった。フォクトレンダーの28mm View Finder Mと、MS OPTICAL R&Dのスリットフード。これで熱は醒めた。あとはこいつを持ち出して撮るだけ。本当にそのつもりだった……。

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【中古アイテムは出会い】
ただ、ひとつだけ気になるアイテムがあった。ターレットファインダー、こいつをGR DIGITALにつけたらどんな姿になるだろう。市場によく出回っているものは、ロシア製のオフセットしたタイプ。でもぼくがうっすらと思い描いていたのは、ツァイスイコン製のオフセットしていないタイプだ。こいつはメッタにお目にかかれない。ヤフオクを検索しようがネットショップを巡回しようが、実際に店頭に出向いても巡り会えない。思えばこれまで、GR DIGITALのカスタムパーツはすべて新品購入だった。しかしツァイスのターレットファインダーはクラシックアイテムだ。中古品。新品購入できない。運がよければいつか出会える。縁がなければいつまでたっても入手できない。そういう類のもの。縁がないんだな、とあきらめていた。

銀座松屋の中古カメラ市に繰り出したときだ。忘れかけていたブツが目の前にあった。しかしその価格は4万円超……。ますます縁がないんだなとうなだれ、 レモン社に足を運ぶ。海外製クラシックレンズコーナーを冷やかし、国産昭和期のレンズを眺め、ライカの委託品コーナーへ。そこで見つけてしまった。ツァイスのターレットファインダー。しかも手持ちの金で買える値段。迷わない。中古アイテムは出会い。熱病のようなあの興奮がよみがえる。

【完全非実用カスタムパーツ】
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ツァイス製ターレットファインダーは、25/35/50/85/135mmのファインダーがひとつにまとまっている。ちなみにGR DIGITALは28mm。ワイコンをつけた状態だと21mm。よって、このファインダーはまったくもって実用的ではない。一応25mmにセットしておけば、21mmと28mmの中間になる。大雑把な構図は把握できるのだが、肝心の見え具合はというと、悲しくなるくらい小さな像だ。純正オプションのファインダーや28mm View Finder Mの方が断然使い勝手がいい。最近、当ブログを読んでアイテム購入に走る人がいるのだが、くれぐれも言っておきたい。こいつだけはマネしちゃいけない。なにせ高い上に非実用的。こんなもんを買うなんて、酔狂の為せるワザだ。

_mg_6167 _mg_6169 _mg_6170
とはいっても非実用的というのは、あくまでもGR DIGITALとの組み合わせでの話。ターレットファインダーとしては抜群に明るい視野だし、パララックス補正機能まで搭載している。背面にダイヤルがあり、1/1.5/2/3/∞という目盛りが刻まれている。被写体との距離にこの目盛りを合わせると、ファインダー本体が傾いてパララックスを補正してくれるのだ。ちなみに、ダイヤルを上側にまわすと無段階で調整可能。底部から棒が出っ張って本体を傾けるだけなのだが、古いカメラ機器はどうしてこうもギミック満載なんだろう。ここ最近、デジタルよりもメカニカルにやられっぱなしだ(笑)。

【GR DIGITAL 春のカスタムコレクション】
さて、実際に装着した姿はどうだろう。なにしろ実用性を無視して外観最優先で購入したアイテムだ。見栄えがよくなくてはお話にならない。早速、スリットフードと組み合わせてみた。

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う~ん、どうなんだろう。ビミョ~な姿だ。スリットフードの良さは繊細なところ。ターレットファインダーは持ち味は銃器を彷彿させるスパルタンな容姿。ミスマッチがあえて新鮮、といえなくもないが、どうもベターなカスタムとはいえないようだ。

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じゃあレンズフードにもっとインパクトのあるものをもってくればいいんだよな。というわけで、パンチングメタルフードと組み合わせてみた。スパルタンの二乗。抜群のルックスになる予定だったが、これもいまひとつだ。大柄なターレットファインダーに対してレンズフードの径が小さすぎる。こいつはいただけない。

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デカけりゃいいだろと開き直り、純正オプションの角形フードを引っ張り出してきた。どうにも不評な純正角形フードだが、意外や意外、ターレットファインダーとの相性はわるくない。ただやはり、なんていうか……ベストじゃない。ベターにも届かない。方向性はこっちの方だと思うのだが……。

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ちなみに、28mm View Finder Mとパンチングメタルフードは好相性だ。個人的にはスリットフードとの組み合わせが好みだが、これはこれでわるくない。このフードは径が小さいので、フォクトレンダーの28/35mm mini Finderなんかと組み合わせるとかっこいいかも。

そんなわけで、いったん終わりを告げたGR DIGITALカスタマイズだが、ターレットファインダーに似合うフードを探し、新たな旅に出かけます。ぼくはどこに行くんだろう。どこかに着けるのだろうか。続報はまたいずれ。

●過去のカスタム例はカテゴリー「★GR DIGITAL」を参照してください。

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January 20, 2007

GR DIGITAL モノクロフィルターってどうよ!?

最近、GR DIGITALでモノクロモードをよく使う。パソコンでモノクロ化しても結果は同じ、という人もいるだろう。しかし、撮る時点でモノクロだと、モノクロに適した被写体を自ずと選ぶから不思議なものだ。ただ、ひとつ不満がある。GR DIGITALのモノクロモードはコントラスト調整ができない。そこでモノクロフィルターを試してみることにした。

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【コントラストが上がるって本当ですか?】
モノクロフィルターは、黄色、オレンジ、赤、そして緑のド派手なフィルターだ。緑はキワモノ扱いのようで、基本的には黄色→オレンジ→赤の順にコントラストが高まるらしい。はじめてのモノクロフィルターなので、とりあえず中をとってオレンジ色の「Kenko MC YA3」をチョイスした。単にブラックボディにオレンジが似合いそう、というミーハーな理由もあるが……。まあそんなこんなで、オレンジ色のYA3フィルターでざっくりと撮ってみた。

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う~ん、どうなんだろう。コントラストが高くなったというよりは、単に色が濃くなっただけのような……。コントラストが高まるといえば、暗い部分はより黒く、明るい部分はより白く写るのかと思ったが、どうもそういうことではないらしい。フィルターの解説文を読むと、YA3フィルターは風景写真に適しているそうな。だったら街角スナップだってイケるはず。でも、どう見たって物足りない。個人的にはですね、このくらい↓メリハリってほしいわけです。

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――SILKYPIX Developer Studio 3.0でバリッと補正――

【結果論としてのコントラストアップ】
コントラストとは、白と黒の幅のことだ。コントラストが上がるといえば、白と黒の幅が伸張することを思い浮かべる。ヒストグラムの白と黒の幅をググイッと伸ばして……。そんなことをイメージしてしまう。ただこれは、どうもデジタル的思考のようだ。よくよく調べてみると、YA3フィルター(オレンジフィルター)は、青から緑のかけての波長をカットするものらしい。青といえば、緑といえば森林。光量の落ちたエリアが濃く写るため、結果としてメリハリのある風景写真が撮れるという。ストレートにコントラストを伸張するのではなく、特定色を濃くすることでメリハリをつける。つまり、青と緑が濃く写る。なるほど、たしかにYA3フィルターは風景写真向けだ。

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では青と緑が本当にカットされているか、ベンチマークテスト的な撮影で見比べてみよう(こんな発想自体がどうにもデジタル的だけど……)。左は普通にカラーで撮影したもの。青と緑の部分を確認した上で、隣の写真をみてほしい。これはフィルターなしでモノクロモードで撮影したものだ。右の写真はYA3フィルターを装着している。確かに青と緑の部分が極端に濃くなっている。特定色を濃くすることで、感覚的なコントラストを強めているわけだ。と同時に、写真全体もアンダーになっているのがわかるだろう。レンズの前にあんなに濃厚な色のフィルターを付けているのだ。光量が落ちて当然。露出補正をプラスにかけることで、明暗差が大きくなりメリハリが増す。デジタルでいうところのコントラストを伸張しているわけではないが、結果論としてたしかにコントラストアップしている。

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もう一例。左はカラー撮影。中央はフィルターなしのモノクロモード。右はYA3フィルター装着のモノクロ撮影だ。青と緑が色濃くなっているのは先の例と同じだが、赤が明るくなっている点に注目。そのためコントラストがかなり強調されて見える。どの色が濃くなり、どの色が明るくなるのか。それを把握しておくことが、モノクロフィルター活用の秘訣のようだ。ちなみに、黄色のフィルターは青をカットし、赤いフィルターは赤以外のほとんどの色をカットする。黄→オレンジ→赤の順にカットする色域が広がり、濃く写る領域が増えていく。

【データ的解釈よりも感性で撮る】
Dpp_0326_1デジタルカメラ画像は写真をデータ的に解釈できる。シャープさを解像度で測り、色調を彩度や明度、ホワイトバランスでとらえ、明暗はヒストグラムで一目瞭然だ。眠い写真の眠さをデータ的に追求でき、アンダーな写真の暗さを簡単に補正できる。それはとても便利なことだし、そうしたデータ的解釈は、狙い通りの仕上がりへの近道だ。しかし、今回モノクロフィルターを試してみて、そうしたデジタル的アプローチにちょっと疑問を感じた。自分はコントラストの高い写真が撮りたかったのか? そう問いかけたとき、答えが揺らぐ。先にSILKYPIXで補正した作例を載せたが、あれはコントラストを上げることが狙いだったのか。暗い領域を増やすことで、不安感を煽るような写真に仕上げたかったのではないか。いまここで、安直に答えを出すのはやめておこう。写真は光をとらえるもの――モノクロフィルターはその意味を、改めて考えるいいきっかけになりそうだ。

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January 16, 2007

GR DIGITAL お散歩ケース製作記

外付けファインダーを付けたGR DIGITALはかっちょいい。フードアダプタはケースバイケースで取り外すが、外付けファインダーだけはいつも付けっぱなしだ。しかし、この状態では専用ケースに入らない。専用ケース以外でも、いわゆるコンパクトデジタルカメラ向けケースでは収納不可……。そんなわけで、ファインダー付きGR DIGITALオリジナルケースを作ってみることにした。

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【DOAのミリタリーショルダーをカスタマイズ】
Dpp_0314とはいっても、ぼくは皮革加工職人でもないし、バッグ職人でもない。イチからケースを作るのは難しいので、手持ちの使っていないバッグをカスタマイズすることにした。俎上に上げたのはDOAのリメイクミリタリーバッグ。ユーズドのミリタリーケースにビンテージスタッズを打ち込んだというチープなシロモノだが、実はこいつ、ちょいとお高い。DOAはスタッズベルトで有名なHTCの元スタッフが立ち上げたブランド。ハンドメイドということもあって、原価を遙かに上回るお値段なのだ。

Dpp_0251そんなにお高いバッグなら大事に使えばいいじゃない!? いやもう、まったくその通りなのだが、しょせんはアイディア一発、雰囲気重視のアイテムなので、バッグとしてはあまり実用的ではない。まず、内部が裏革むき出しだから収納アイテムは革クズまみれ……。もちろんそのままGR DIGITALを入れるなんて論外だ。さらに縦長なわりに間口が狭く、携帯電話やタバコを入れるとどうにも取り出しづらい。そんなわけで、買ったものの1~2回使っただけでクローゼットの肥やしになっていた。しかし、せっかくのこじゃれたバッグ、このまま放置しておくのはもったいない。ちょっと手を加えてGR-D専用ケースに改造だ。

【内装リメイクでGR-D専用ケースに!】
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改造の条件はふたつ。カメラを革クズまみれにならないようにすること。そしてクッションで振動対策を施すこと。要は内装リメイクしようというわけだ。まず、前面と背面は東急ハンズで購入した固めのスポンジシートを貼り付けた(写真左)。側面はフードアダプタの革巻きで余ったビニックスレザーを貼る。本当は側面にもスポンジシートを貼りたかったのだが、右側面が湾曲していて厚みのあるものはうまく貼り付けられない。やむなし、か。ちなみに、スポンジシートとビニックスレザーはどちらも両面テープで貼ってある。底面は厚手のスポンジで上げ底することにした(写真中央)。このケースは間口が狭いので、ケースを開けてすぐカメラを取り出せるように上げ底しておく。切断面がギザギザになってしまったが、まあ外から見えないからいいか(笑)。なお、底部のスポンジは両面テープを使用せず、ただ底に詰めただけ。上からモノを入れるのだから、別段固定する必要はない。写真右が改造後のケースにGR DIGITALを収納した状態。指を伸ばせばすぐにカメラが取り出せる。手軽な改造でいい感じに仕上がった。

Dpp_0312ちなみに、GR DIGITALにつけているハンドストラップは、Daniel & BobとBEYESのダブルネームモバイルストラップだ。非売品のネックストラップを使っていて気づいたのだが、GR DIGITALには白ステッチがよく似合う。白ステッチのハンドストラップを探してみたところ、こいつにたどり着いた。まあ見た目はありがちなケータイストラップだが、そこはやはりDaniel & Bob、ヴァケッタレザー製なのでとても質感がいい。なんていうか、ほどよくしんなりクタッとした感触がステキ(笑)。ただ、しょせんはケータイストラップなのでヒモの部分がどうにも華奢だ。フードアダプタなしならさほど気にならないが、フードアダプタ+レンズフード+フィルターをアドオンすると不安になる。留め具のアタリからプチッ……ガチャン。泣く、泣くだろうなあマジで。

【中年オヤジ、手ぶらの散歩は即通報!?】
Dpp_0315今回、ミリタリーバッグをカメラケースに改造したのは、実は切実な理由がある。フリーライターという職業柄、真っ昼間からそこいらをプラプラと歩くことがある。駅前の本屋に行ったり、近所のパチンコ屋に行ったり……。自他共に認める中年オヤジ、手ぶらで散歩していると、世間的には正体不明の怪しい人になってしまうのだ。幸いこれまで職務質問を受けたことはないが、巡回中のおまわりさんから熱い視線を注がれることはしばしば……。ならばと首からカメラをぶら下げ写真好きのおじさんを演じたところで、このご時世だ、かえってマズイことになる。公園や校庭にレンズを向けようものなら、即通報もあながち冗談ではない。

ただ世間の視線はおもしろいもので、バッグさえ身につけていれば何らかの目的があって歩いているように見えるらしい。また気持ちの上でも、バッグがあるとちゃんとした社会人になったような気がする……。そんな世間的精神的言い訳として、GR DIGITAL用お散歩ケースを作ってみた。カメラケース然としていないから、これなら普段着と合わせても違和感はない。運が良ければ、こじゃれたお父さん今日は有給中――ぐらいには見てもらえるかもしれない(笑)。さらにいま画策しているのは、フードアダプタ付きの状態で収納できるお散歩ケース。中年オヤジの散歩は何かと苦労が多い。

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December 07, 2006

GR DIGITAL カスタマイズ 2

バイクカスタムに終わりはない。ハンドルを変えればそれに合わせてバックミラーやシートを取り換えたくなる。エンジンをボアアップしたら当然ブレーキやサスペンションといった制動系を強化するのがセオリーだ。RICOH GR DIGITALだってしかり。前回のエントリーでスリットレンズフードを紹介したが、それに合わせていくつかアイテムを追加してみた。

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【CPLフィルターで気分は大門軍団】
_mg_4960_1先日購入したMS OPTICAL R&DM46システムスリットフードは、分割式フードになっていてフィルターを挟むことができる。これが威力を発揮するのはCPLフィルターを装着したときだ。ファインダーをのぞくと視界の下部にスリットフードが見える。そこから向こうを見ることでCPLフィルターの効きを確認できるのだ。今回購入したのはマップカメラオリジナルのCPLフィルター(62mm径)。装着すると、西武警察大門団長のティアドロップ型サングラスみたいだ。GR DIGITALは広角寄りのレンズなので、薄枠のワイドバンドCPLの方が無難といえば無難だが、実際に撮影してみるとケラレは見受けられない。ただ、肝心の効き具合はいまひとつで、下のサンプルを見てもらえばわかるように、もう一二段色濃くなってくれてもいいような……。晴天とはいえ冬の日射しだとこの程度なのかもしれない。とりあえずはもう少し使い込んでから判断してみたい。

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【ブログのおかげでストラップGET!】
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当ブログは思いのほか関係者が見ているらしい。この間編集部に顔を出したら、なじみの編集者でなおかつぼくのカメラの師匠I君が、「GRD、ハマってるみたいですね(笑)。よかったら使ってください」とストラップをくれた。なんでもGR DIGITALの製品発表会で配られた非売品とか。こいつはうれしい。オールレザーでパッドにはGR DIGITALのロゴ。ジョイント部の樹脂パーツはかなりゴツめでいろいろと戦えそうだ(笑)。パッドの裏側はスウェードだが、しんなりして粉が服に付着することはない。かなり質感はいい。マップカメラ特注ARTISAN&ARTISTレザーネックストラップよりもずっと好印象だ。ちなみにこのストラップ、ARTIZAN&ARTISTのACAM-250によく似ている。リコーが別注をかけたのではないかと推測しているのだが、どうだろう。

【結局はフォクトレンダーで……】
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外付けファインダはかなり悩んだ。といっても追加購入に、ではない。見た目重視でターレットファインダにするか、それとも見た目重視でフォクトレンダー(コシナ製)の28mmビューファインダMにするか……。どっちも見た目重視じゃん、というツッコミは甘んじて受け入れます。ターレットファインダの候補はロシア製のツァイスコピーとツァイス製後期型(21mm~)。気持ち的にはツァイス製に傾いていたけど、いかんせんターレットファインダは接眼部が小さいので、眼鏡使用のぼくにはつらいことが判明。いくら見た目重視とはいえ、最低限の実用性は確保したいという理由でフォクトレンダーの28mmをチョイスすることにした。

_mg_4975 _mg_4974
上の写真は純正オプションのファインダと比較したものだ。28mmビューファインダMは純正品よりも小ぶりで端正に見える。純正品のころんっとした見た目もわるくないが、28mmビューファインダMの方は大人っぽい顔つきがいい。肝心の見え方は純正オプション同様に文句なし。そもそも純正オプションのファインダはコシナが作っていると思われるが、それと同じくとてもクリアだ。純正品は21mmと28mmのブライトフレームが見えるのに対し、28mmビューファインダMは28mmの枠だけ。個人的にこちらの方がすっきりとして見やすい印象を受けた。また、写真のようにストロボアップも問題ない。ファインダが手前にせり出しているため発光時のケラレが気になるところだが、数枚撮影してみたところ気になるほどではなかった。

_mg_4983_1ふと我にかえると、オプションと追加アイテム代で本体価格を超えている……。でも、まだカスタムは終わりそうにない。ワイコン用にフードアダプタを追加購入して(当然革巻き予定)、さらに携帯時のバッグをどうするか画策している。ゴテゴテとくっつけたせいでこのままでは仕事用のブリーフケースに入らない。フル装備の本体とワイコンをコンパクトかつ安全に持ち歩けるスタイル。それを目下検討中だ。ミリタリーバッグを改造してGRD専用ケースに仕立てようかと思っているのだが、はたしてどうなることか……。またいずれご報告します。

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November 12, 2006

GR DIGITAL ファインダーの使い道

Img_4792GR DIGITALの純正外付けファインダーは、28mmと21mmをまかなう便利なアイテムだ。が、しかし、デジタルカメラに外付けファインダーは本当に必要なんだろうか、という疑問は尽きない。見た目はファインダーをつけた方が圧倒的にかっこいい。ただ、実用という点ではさほど必要性を感じない。実際、外付けファインダーを買ってはみたものの、あまりのぞく機会がない。なにしろすぐ下の液晶に視野率100パーセントで構図が表示されているのだ。パララックスの生じるファインダーをどうしてわざわざのぞく必要があるのか。そんな気分になってしまう。飾り、見栄、懐古主義……。そんな言葉が脳裏をよぎる。いまさら要・不要論をぶちまけるつもりはないが、賛成派と反対派の言い分をまとめると以下のようになるだろう。

●反対派
視野率100パーセントの液晶があるじゃない。
ファインダーをつけた状態だとケースに仕舞えない。
F値やシャッタースピードがファインダ上で確認できない。
シンクロモニターモード(液晶OFF)にすると使いづらい。

●賛成派
レンジファインダーカメラみたいでかっこいい。
電源OFFでも構図を確認できる。
逆光時、液晶が見えなくなる。
ファインダーをのぞいて構えるとしっかりホールドできる。

双方言い分はいろいろあるが、冷静に考えると結論はすぐに出る。視野率100パーセントの液晶がある以上、ファインダーは必須ではない。しかし、逆光撮影時は液晶表示が見えなくなってしまうため、ファインダーがないというのも考えもの。通常は外付けファインダーなんていらない。でも、特定条件下で必要となる。だからリコーはオプションとして外付けファインダーを提供しているわけだ。使いたい人だけどうぞ。そんな感じ。

【なぜ外付けファインダーがダメなのか】
外付けファインダーの難点は、シンクロモニターモード(液晶OFF時)の使い勝手のわるさにある。たとえばAモード(絞り優先AE)で撮る場合、シンクロモニターモードでは絞り値が変更できない。露出補正はズームボタンを押すことで即座に変更できる。合焦の確認は幸いなことに、ファインダーをのぞくと目のはしに緑のLEDが見える。最低限の撮影条件は満たしているが、GR DIGITALのアドバンテージともいえるAモードで、絞り値が効かないのだからお話しにならない。ファインダーをのぞくから液晶はOFFにしよう、と思ってもOFFにできない現実がある。

見方を変えると、シンクロモニターモードでの使い勝手を改善すれば、外付けファインダーの実用性が増すはずだ。たとえば、Pモードで撮るというのはどうだろう。これなら露出とシャッタースピードはカメラにおまかせ。シャッターを押すだけでいい。ただし、どこにフォーカスが合っているかはわからない。そもそも被写界深度の深いカメラだからさほどナーバスになる必要はないものの、奥行きのある構図はピンぼけを連発しそう……。ならばいっそ、と思いついたのがスナップモードだ。

【発想の転換モノクロ・スナップモード】
GR DIGITALはスナップモードという2.5メートルの置きピンが使える。なにしろ置きピンだからフォーカスロックもヘッタクレもない。ファインダーでざっくり目測してシャッターを押すだけだ。これならシンクロモニターモードでも気兼ねなく撮れそうな気がする(諦念、という気がしないでもない……)。置きピンゆえに撮影条件によってはピンぼけが発生するだろう。それもAモードでF9ぐらいまで絞り込んでおけば、被写界深度が深くなってパンフォーカス的に撮れるはず。ただ、それなら何もGR DIGITALで撮らなくてもいい。置きピンにともなうボケも含めて、写真が撮れる設定はないものか。とりあえず、以下のような設定が思いついた。

液晶:シンクロモニターモード
AF:スナップモード
カラー:モノクロ
感度:ISO800以上
絞り/シャッター速度:Pモード

ピンぼけをモノクロ粒子感でごまかそうという姑息な戦法だ。とりあえずは論より証拠、作例を紹介しよう。なお、撮影画像はSILKYPIX Developer Studio 3.0で露出とコントラストの調整、およびトリミングを行っている。

R0010597 R0010621 R0010580
まずは遠景写真から。思った以上にシャキッと写っている。Exifを見ると、3枚とも絞りF9、シャッタースピード1/2000s。ほとんどパンフォーカス状態だ。ISO800に設定したのだが、快晴だったせいかノイズはほとんど気にならない。3枚目が日陰だったので、若干ノイズがのっている程度。スナップモードはフォーカスロックのタイムラグがなく、一気にシャッターボタンを押し込める。すごく軽快だ。

R0010693_1 R0010655 R0010651_1_1
次に近景モノを3枚ほど。左写真の絞りはF4.5。そこそこピントが合っているものの、ジャスピンでないことが幸いしていい雰囲気だ。中央の写真は背景にピントが合い、被写体はピンぼけ状態。でも、粒子感のおかげで救われている(ような気がする……)。右写真はPモードの産物だ。フラッシュが自動発光して影の足もとが消えた。普段、液晶で設定を確認しながら撮っていたらこうした失敗はしない。ファインダーだけで撮った失敗カットだが、影が浮遊しているようでこれはこれでアリか、と。

【たまにはリラックスフォトで遊ぶ】
Img_4791コンデジはスナップカメラだ。そしてGR DIGITALはコンデジだ。しかし、意志を持って撮れるところがただのコンデジと異なる。ただのスナップを、作品風に仕上げられるからおもしろい。今回、外付けファインダーを使うためにシンクロモニターモードとモノクロ・スナップモードを組み合わせてみたが、正直なところ、思い通りには撮れない。トイカメラで遊ぶような、どこか割り切って撮る感覚だ。と同時に、カメラ本来の楽しみ方がよみがえる。ちゃんと撮れているかな。どんな風に写っているだろう。家に帰ってパソコンの画面に画像を読み出すとき、紙焼きの仕上がりを待つようなワクワク感がある。

意志を持って狙い通りに撮る。たしかにそれは写真技術を磨く上で大切なことだ。しかし、ときに偶然にたよって撮るのも楽しい。ファインダーをのぞき、肩の力を抜いてシャッターを切る。リラックスフォトもいいもんだ。

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November 03, 2006

GR DIGITAL カスタマイズ

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GR DIGITAL カスタムブック 出版!
2009年6月8日、GRDカスタマイズを一冊にまとめた「GR DIGITAL カスタムブック」を出版します。これまでブログ、雑誌、ウェブ媒体で紹介したカスタムに加え、新作スタイルを多数収録。詳しくは以下の解説記事をご覧ください。よろしくお願いいたします。

●metalmickey's blog「GR DIGITAL カスタムブック を出版します!」

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ヤマハSR400というオートバイがある。単気筒エンジンを積んだシンプルなオートバイだ。速く走れるわけじゃない。乗り心地がいいわけでもない。街乗り性能だってぼちぼちといった程度。しかも1978年の誕生以来、基本設計はもちろん、ティアドロップ型のフューエルタンク、ロングノーズのマフラーといったデザインすら変わっていない。いま買えるビンテージバイクといえば聞こえはいいが、冷静に考えればどうにも古臭いオートバイだ。しかし、カスタムベース車両としてこれほどの逸材はない。手を加えるほどに愛着が増す。イジるほどに走りは激変する。

RICOH GR DIGITALを手にしたとき、カスタム魂に火がついた。

Img_4752_1   

おそらく多くのGR-Dユーザーがそうだと思うが、ぼくもご多分にもれず最初は本体だけで遊ぶつもりだった。ただ、外付けファインダーぐらいは付けようかな、と、ウェブを徘徊したのがいけなかった。コシナの28mm View Finder Mがえらくかっこいい。さらにこんなページあんなページを見て、素のままで使っているのがイケナイことのような気持ちにさえなる。GR DIGITAL本体を買って10日後、外付けファインダー「GV-1」、ワイドコンバージョンレンズ「GW-1」、そしてフードアダプタ「GH-1」と、いわゆるオプション一式を購入。カスタムの準備は整った。さあ、これからだ。

【やっぱスリットフードでしょ】
純正の角形レンズフードはイケテない。デザインといい質感といい、あまりにオモチャっぽい。外付けファインダーを付けたGR DIGITALは、どことなくレンジファインダーカメラを彷彿させる。ならばスリットフードでしょ、とウェブで探し当てたのがコレだ。

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まずは左の写真から。小さなリングはケンコーの37-46mmステップアップリング。大きい方はMS OPTICAL R&DM46システムスリットフードだ。このスリットフードがスグレモノで、分割式になっていて間に62mm径のフィルターがサンドイッチできる(写真中央)。開発者の狙いとしてはPLフィルターの装着にあるようだが、とりあえず手持ちのプロテクトフィルターを装着してみた(写真右)。ステップアップリング+スリットフード+フィルターでかなり強そうだ。なお、このスリットフードはフード先端にもネジ切りがしてあり、レンズキャップまで装着可能。13000円とかわいくない値段だが、利用シーンを考え抜いた設計に脱帽だ。

【フードアダプタのお約束-革巻き】
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フードアダプタは革を巻いて使うものらしい。ウェブを徘徊していると、革巻きGR-Dをよく見かける。そんなわけで、早速真似してみることにした。用意した革はjapan-hobby-tool.comで扱っているライカタイプ1(4044)。クラシックカメラ風に仕上げたかったのでこいつをチョイスした。本来は付属の両面テープで貼り付けるのだが、GR-Dのフードアダプタは凹凸がある。別途厚手の両面テープを用意して、凹部を平らにしてから革を巻き付けてみた。そのままだと両面テープの断面が白く見えてかっこわるいので、マジックで墨入れしておく。革巻きフードアダプタとスリットフードを装着したのが右の写真だ。カスタムの大原則、大いなる自己満足が込み上げる。

【ストラップはどうしようか!?】
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ストラップはマップカメラ特注ARTISAN&ARTISTレザーネックストラップを買ってみた。といってもこれは、よく考えずに購入した失敗例だ。実はGR-Dの存在感に負けないハンドストラップを物色していたのだが、長らく欠品になっていた上記アイテムが入荷したことを知り、つい勢いで購入ボタンをクリックしてしまった。この買い物が失敗だった理由はいくつかある。まず革質の問題。表側はほどよくマットで手触りもスムーズだが、裏側がいただけない。バックスキンは滑り止めの役目を果たすということなのだろうが、白いボロボロが服についてどうにも気になるのだ。この革を選んだ人は本当に自分で使っているだろうか。すごくギモンだ。

Img_4785_1ふたつめの理由はストラップの長さ。首かけ、肩かけにはちょうどいい長さなのだが、ジャストサイズの設計でたすき掛けができない。そもそもたすき掛けを前提にした商品ではないので仕方ないけど、GR-Dを身体にかけるならたすき掛けが一番かっこいいと思う。こうした用途を考えると、どうせネックストラップを買うならカメラ日和オリジナルストラップがよかったか……。後悔先に立たずとはいえ、ひとつだけ利点もある。それはコネクタ部分からレザーストラップをはずすと、両端のコネクタを連結してハンドストラップに変身するのだ。ただ、ハンドストラップとしてはどうにも中途半端な外観で、到底これでよしとは言い難い。きっと、近々にストラップは買い直すことになりそうだ。無駄な出費、などといってはいけない。カスタムに買い直しはつきもの。そういえば、SR用のバックミラーは7セットも買ったっけ。カスタムはそんなもんだ。

【GR DIGITALが教えてくれたこと】
Img_4763_1今回、GR DIGITALに取り付けられるアクセサリーを探しながら、実に多くのことを学ぶことができた。外付けファインダーというのはれっきとした光学機器で、明るくクリアに見えるということが重要なのだ、と。そして光学機器ゆえに質のいいものは中古市場でも値崩れが小さい。スリットフードのスリットも、単なるデザインではなくファインダーを覗いたときのケラレを解消するための工夫であり、また、外付けファインダーとスリットフードはレンジファインダーカメラのマストアイテムで、現在では主にライカ用に作られているのだ、と。GR DIGITALからライカという言葉にたどり着いたのはちょっとした驚きだった。カメラの世界は奥深い。その奥深いという事実を、少しだけ覗けたような気がする。

Img_4750_1_4そしてもうひとつ。デジタル一眼レフを使っていると、基本的にアクセサリー類はメーカー純正品で固めることになる。でも今回GR DIGITAL用にかき集めたアイテムは、けっして専用品ではない。一応、広角28mm対応のフードであるとか、カメラ用の張り替えレザーを使いはしたが、アイディア次第で自由にカスタマイズしていく過程はこれまでにない興奮だった。付きさえすればなんだっていいじゃない。そんなノリが新鮮だ。きっと古くからカメラをやっている人には当たり前のことなんだろうけど。

カメラは精密機器だから、つい身構えてしまう。でもGR DIGITALなら、Gジャンにバッチやワッペンを貼り付けるような感覚で、もっと自由に遊べそうだ。

GR DIGITALで撮った拙作はこちら

●追補
カスタマイズの続編「GR DIGITAL カスタマイズ 2」をアップしました。合わせてご覧ください。

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