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GR DIGITAL カスタムブック 出版!
2009年6月8日、GRDカスタマイズを一冊にまとめた「GR DIGITAL カスタムブック」を出版します。これまでブログ、雑誌、ウェブ媒体で紹介したカスタムに加え、新作スタイルを多数収録。詳しくは以下の解説記事をご覧ください。よろしくお願いいたします。
●metalmickey's blog「GR DIGITAL カスタムブック を出版します!」
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ヤマハSR400というオートバイがある。単気筒エンジンを積んだシンプルなオートバイだ。速く走れるわけじゃない。乗り心地がいいわけでもない。街乗り性能だってぼちぼちといった程度。しかも1978年の誕生以来、基本設計はもちろん、ティアドロップ型のフューエルタンク、ロングノーズのマフラーといったデザインすら変わっていない。いま買えるビンテージバイクといえば聞こえはいいが、冷静に考えればどうにも古臭いオートバイだ。しかし、カスタムベース車両としてこれほどの逸材はない。手を加えるほどに愛着が増す。イジるほどに走りは激変する。
RICOH GR DIGITALを手にしたとき、カスタム魂に火がついた。
おそらく多くのGR-Dユーザーがそうだと思うが、ぼくもご多分にもれず最初は本体だけで遊ぶつもりだった。ただ、外付けファインダーぐらいは付けようかな、と、ウェブを徘徊したのがいけなかった。コシナの28mm View Finder Mがえらくかっこいい。さらにこんなページやあんなページを見て、素のままで使っているのがイケナイことのような気持ちにさえなる。GR DIGITAL本体を買って10日後、外付けファインダー「GV-1」、ワイドコンバージョンレンズ「GW-1」、そしてフードアダプタ「GH-1」と、いわゆるオプション一式を購入。カスタムの準備は整った。さあ、これからだ。
【やっぱスリットフードでしょ】
純正の角形レンズフードはイケテない。デザインといい質感といい、あまりにオモチャっぽい。外付けファインダーを付けたGR DIGITALは、どことなくレンジファインダーカメラを彷彿させる。ならばスリットフードでしょ、とウェブで探し当てたのがコレだ。
まずは左の写真から。小さなリングはケンコーの37-46mmステップアップリング。大きい方はMS OPTICAL R&DのM46システムスリットフードだ。このスリットフードがスグレモノで、分割式になっていて間に62mm径のフィルターがサンドイッチできる(写真中央)。開発者の狙いとしてはPLフィルターの装着にあるようだが、とりあえず手持ちのプロテクトフィルターを装着してみた(写真右)。ステップアップリング+スリットフード+フィルターでかなり強そうだ。なお、このスリットフードはフード先端にもネジ切りがしてあり、レンズキャップまで装着可能。13000円とかわいくない値段だが、利用シーンを考え抜いた設計に脱帽だ。
【フードアダプタのお約束-革巻き】
フードアダプタは革を巻いて使うものらしい。ウェブを徘徊していると、革巻きGR-Dをよく見かける。そんなわけで、早速真似してみることにした。用意した革はjapan-hobby-tool.comで扱っているライカタイプ1(4044)。クラシックカメラ風に仕上げたかったのでこいつをチョイスした。本来は付属の両面テープで貼り付けるのだが、GR-Dのフードアダプタは凹凸がある。別途厚手の両面テープを用意して、凹部を平らにしてから革を巻き付けてみた。そのままだと両面テープの断面が白く見えてかっこわるいので、マジックで墨入れしておく。革巻きフードアダプタとスリットフードを装着したのが右の写真だ。カスタムの大原則、大いなる自己満足が込み上げる。
【ストラップはどうしようか!?】
ストラップはマップカメラ特注ARTISAN&ARTISTレザーネックストラップを買ってみた。といってもこれは、よく考えずに購入した失敗例だ。実はGR-Dの存在感に負けないハンドストラップを物色していたのだが、長らく欠品になっていた上記アイテムが入荷したことを知り、つい勢いで購入ボタンをクリックしてしまった。この買い物が失敗だった理由はいくつかある。まず革質の問題。表側はほどよくマットで手触りもスムーズだが、裏側がいただけない。バックスキンは滑り止めの役目を果たすということなのだろうが、白いボロボロが服についてどうにも気になるのだ。この革を選んだ人は本当に自分で使っているだろうか。すごくギモンだ。
ふたつめの理由はストラップの長さ。首かけ、肩かけにはちょうどいい長さなのだが、ジャストサイズの設計でたすき掛けができない。そもそもたすき掛けを前提にした商品ではないので仕方ないけど、GR-Dを身体にかけるならたすき掛けが一番かっこいいと思う。こうした用途を考えると、どうせネックストラップを買うならカメラ日和オリジナルストラップがよかったか……。後悔先に立たずとはいえ、ひとつだけ利点もある。それはコネクタ部分からレザーストラップをはずすと、両端のコネクタを連結してハンドストラップに変身するのだ。ただ、ハンドストラップとしてはどうにも中途半端な外観で、到底これでよしとは言い難い。きっと、近々にストラップは買い直すことになりそうだ。無駄な出費、などといってはいけない。カスタムに買い直しはつきもの。そういえば、SR用のバックミラーは7セットも買ったっけ。カスタムはそんなもんだ。
【GR DIGITALが教えてくれたこと】
今回、GR DIGITALに取り付けられるアクセサリーを探しながら、実に多くのことを学ぶことができた。外付けファインダーというのはれっきとした光学機器で、明るくクリアに見えるということが重要なのだ、と。そして光学機器ゆえに質のいいものは中古市場でも値崩れが小さい。スリットフードのスリットも、単なるデザインではなくファインダーを覗いたときのケラレを解消するための工夫であり、また、外付けファインダーとスリットフードはレンジファインダーカメラのマストアイテムで、現在では主にライカ用に作られているのだ、と。GR DIGITALからライカという言葉にたどり着いたのはちょっとした驚きだった。カメラの世界は奥深い。その奥深いという事実を、少しだけ覗けたような気がする。
そしてもうひとつ。デジタル一眼レフを使っていると、基本的にアクセサリー類はメーカー純正品で固めることになる。でも今回GR DIGITAL用にかき集めたアイテムは、けっして専用品ではない。一応、広角28mm対応のフードであるとか、カメラ用の張り替えレザーを使いはしたが、アイディア次第で自由にカスタマイズしていく過程はこれまでにない興奮だった。付きさえすればなんだっていいじゃない。そんなノリが新鮮だ。きっと古くからカメラをやっている人には当たり前のことなんだろうけど。
カメラは精密機器だから、つい身構えてしまう。でもGR DIGITALなら、Gジャンにバッチやワッペンを貼り付けるような感覚で、もっと自由に遊べそうだ。
GR DIGITALで撮った拙作はこちら。
●追補
カスタマイズの続編「GR DIGITAL カスタマイズ 2」をアップしました。合わせてご覧ください。
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