May 26, 2017

RAYQUALの変化球連発がヤバイ

デジカメドレスアップ主義を更新しました。今回のキーアイテムはRAYQUALの新型マウントアダプターです。L39マウントアダプターなんですが、高精度アジャスト機能付きというキワモノが登場しました。フォーカシングレバーやレンズ指標の位置を、キメ打ちで調整できる実用性の高い製品です。オールドライカレンズ好きはもちろんですが、ノンライツ派にもお薦めです。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第179回 スクリューマウントレンズのこだわりセッティング

それにしても、このところのレイクォールはアグレッシブですね。アサヒフレックス用といいコニカAR用といい、オーソドックススタイルの斜め上をうまく突いてきます。アイディア一発ではなく、ちゃんと精度を出して製品化してくれるところがうれしいですね。

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May 22, 2017

マウントアダプター解体新書 5月31日発売です!

今月末、新刊が出ます。今回はオールドレンズじゃなくて、マウントアダプターに特化した一冊です。むろん、ものがものだけに、必然的にオールドレンズも出てきますが(笑)。それはさておき、マウントアダプターの使い方や役割をみっちり詳しくわかりやすく、解説しています。

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●マウントアダプター解体新書[Amazon][玄光社
出版社:玄光社
発売日:2017年5月31日
税込価格:2,160円

オールドレンズビギナーに向けては、各種マウントアダプターの着脱方法をステップバイステップが解説しました。中級以上の方は、付加機能付きマウントアダプターの使いこなしテクニックが役立つと思います。ティルトシフトアダプターやテックアートLM-EA7の使いこなしを詳しく書きました。

最近はマウントアダプターやオールドレンズの情報をネットから得ることができますが、ひとりでこのジャンルに踏み出すのはけっこう勇気がいると思います。本書はそうした一歩を後押しすべく、とにかくわかりやすい記事を心がけました。ご一読のほど、よろしくお願いいたします。

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三社祭 浅草駅突撃の一部始終

オールドレンズパラダイスの撮影実習で浅草に行ってきた。狙ったわけではないのだが、期せずしてこの日は三社祭最終日、けっこうな人の出が予想される。早めに浅草駅に着くと、案の定、大通りの向こうから山車と御神輿がやってきた。バッグからカメラを取り出し、早速撮影を始める。

Leica M10 + G Biogon T* 28mmF2.8

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それまでまばらだった大通りに、たくさんの人が集まってきた。上の写真はまだ序の口、このあと本当にたくさんの人が集まってくる。

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山車が矛先を変える。歩道に乗り上げスイッチバックでもするつもりか?

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そのまま浅草駅に突っ込んでいった。いやいやマジか、意味がわからない。

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後を追いかける。フツーに駅に突っ込んでる。人を押しのけ突っ込んでる。

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山車の横をすり抜けると、反対側から御神輿が突撃してきた。三社祭、激しいな。

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ちなみに、御神輿が駅内に突入するとき、大通りはこれだけの人が集まっていた。スマホのカメラは広角なんで、この距離だとあまり写らないと思うけどな(笑)。

とまあ、実習前からすっかり完全燃焼してしまった。熱いね、三社祭。

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May 21, 2017

ストレスフリーの広角オールドレンズ

カメラガジェット放浪記を更新しました。この連載ではめずらしく、ライカネタです。ライカM10に第2世代のスーパーアンギュロン-Rを付けて撮ってみました。一眼レフ用レンズなので、周辺までカチッとよく写りますよ。

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●澤村徹のカメラガジェット放浪記
第3回 ライカM10でライカRレンズを楽しむ

それにしても、このレンズはフードがイカしてるというか、イカレてるというか(笑)、異様にかっこいいですね。このフードだけで白飯三杯いけます。

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May 19, 2017

ジョン・サイパルさんの人気コーナーに出してもらいました!

日本カメラ誌に、フォトグラファーたるもの一度は出てみたいコーナーがある。そう、John SypalさんのTokyo Leica Styleだ。Tokyo Camera Styleが前身となる連載で、現在は街中のライカユーザーをピックアップしている。その人気コーナーに、ついに出ました、出してもらいましたよ!

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●日本カメラ6月号 Tokyo Leica Style(日本カメラ社

先日、GINZA SIXにライカストアがオープンしたのだが、そのレセプションでジョン・サイパルさんと合い、愛機とともに写真を撮ってもらった。鳥井工房の真っ赤なケースを付けたライカM10だ。いやあ、派手すぎてみんなどん引きでだったね(笑)。

それにしても、一読者として雑誌の載るのはテンション上がるなあ。素で見本誌届くのが待ち遠しかった(笑)。業界ズレしないように、こういう気持ちは大切にしないとね。

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20年前に読みたかった本を書く

「作品づくりが上達するRAW現像読本」の見本誌が届いた。発売から1年以上たった今、なぜ見本誌が届くのか。それは増刷がかかったからだ。増刷がかかると、その都度見本誌が届く。この2度目の見本誌が著者にとってどれほどうれしいか、説明するまでもない。

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奥付を見ると、4版と記してある。これは4回刷ったという意味だ。約1年で3回増刷したことになる。本が売れるのは著者としてうれしい話だが、RAW現像本に関しては、それとは別のうれしさがある。ぼくにとってこの本は、20年越しの因縁の書なのだ。

話は1990年代後半、世がパソコンブームで沸いていた頃に遡る。当時パソコン誌で記事を書いていたぼくは、あるアプリケーションが気に入っていた。「Paint Shop Pro」という画像編集ソフトだ。有り体に言うとナンチャッテフォトショップなのだが、画像編集はちょっとしたカルチャーショックだった。スキャナや30万画素のデジタルカメラで撮った画像を読み込み、明るさや色調をいじる。目の前のディスプレイ上で、自分で撮った写真を鮮やかにしたり明るくしたり、自在にコントロールできることに興奮した。この時代、パソコンは文字通り、魔法の箱だった。

ただし、画像編集の壁にすぐさま突き当たった。明るさとコントラストのちがいがわからない。彩度と色相のちがいもわからない。ディスプレイ上で効果の相違は確認できるのだが、どのような場面でどの機能を使えばよいのか、まったく見当がつかなかった。

画像編集ソフトのマニュアル本を読んでみたものの、搭載機能の使い方が書いてあるだけで、写真仕上げの落とし所については説明していない。プロカメラマンに話をふってみても、当時はまだフィルムが全盛だったこともあり、画像編集ソフトについてのノウハウは大して聞き出せなかった。レタッチャーという職種がクローズアップされたのはこの時期だと記憶しているが、彼らのフィールドはあくまでも商業印刷であり、そのノウハウは一般のパソコンユーザーには縁遠い。そうした中、こう思ったことをよくおぼえている。

誰か、画像編集の極意書を書いてくれ。

当時から画像編集のわかりやすい解説書は存在した。ただし、「この画像に○○機能を適用すると、このように仕上がります」という特定画像に限定された解説が多かった。そこで解説されたノウハウは、別の画像の場合、どう適用すればよいのか。初心者にはそれがわからない。一問一答形式で、「こういう画像はこうしろ!」みたいな画像編集の本が読みたい。頼む、誰か書いてくれ。そう思ったのが20年前の話だ。

「作品づくりが上達するRAW現像読本」を書くとき、20年前の画像編集の極意書が脳裏を過ぎった。元々パソコン誌で仕事をしていたので、アプリケーションの操作解説は慣れた仕事だ。そしてこの10年は写真漬けだったので、画像編集についてそれなりにノウハウの蓄積ができている。20年前に読みたかった本を、自分で書いてみるか。

詰まるところ画像編集は、アプリケーションの操作だけでなく、画像コンディションを分析する力が大切だ。目の前の画像はどのような状態で、それをどういう方向に持っていくのか。そしてそのためにどのような機能を使えばいいのか。アプリの操作と写真の分析、この両面についての掘り下げが重要だ。本書はそんなことを考えながら書き進めた。

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さてこの本は、みなさんにとって画像編集の極意書になれただろうか。4刷りまでいったということは、それなりに評価されたのだと思いたいのだが。

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May 12, 2017

オールドレンズじゃなくて、マウントアダプター本です!

色校正で出版社へ。春前から書き出した本がやっと手離れした。勘のいい人は、「オールドレンズのアレか? にしては、いつもより早くないか!?」と思ったにちがいない。そう今回上梓するのは、オールドレンズのアレではなくて、マウントアダプターの本だ。

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●マウントアダプター解体新書
出版社:玄光社
価格:2,160円(税込)
発売日:2017年5月31日

マウントアダプターの使い方を手取り足取り解説した本だ。モノがマウントアダプターだけにオールドレンズも紹介しているが、基本的にマウントアダプターの操作解説に特化している。自分で言うのも何だけど、相当濃い本に仕上がった。詳しい紹介はまた追々と。

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May 11, 2017

Anamorphic Lensのダブルフォーカス覚え書き

ここ数日、アナモルフィックレンズと格闘している、というか、もてあそばれている(笑)。スチル派の人はあまり縁が無いと思うが、アナモルフィックレンズとは、すごく端折っていうと、フツーのカメラでワイドスクリーン用の映像を撮る装置だ。とりあえず作例を見てもらうのが手っ取り早いかな。

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α7II + Ai Nikkor 50mF1.4S + Prominar Anamorphic-16

トリミングしたわけではなく、素でこのように撮れる。正確に言うと、横方向を圧縮した状態でイメージセンサーに像を投影し、それを画像編集ソフトで横方向に引き延ばす。像の伸縮でワイドスクリーン映像を撮るというのが特長だ。

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これが撮って出しの画像だ。これをPhotoshopなどで横方向に伸張すると、ワイド画面になる。ただ、実際に伸張すると補間解像度になってしまうので、ここでは縦方向をつぶしてワイド画面にしている。

アナモルフィックレンズというのは、像を縦長にするコンバージョンレンズだ。ただ、厄介なことに、ピントリングがある。マスターレンズの先にアナモルフィックレンズを装着するので、マスターレンズのピントリング、アナモルフィックレンズのピントリング、ふたつのピントリングを制御しなくてはならない。どちらかを固定して片方のみでピント合わせできたら楽なのだが、残念ながら、双方の調整が必要だ。

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双方を調整すると書いたが、具体的には被写体までの距離を、双方のピントリングにセットする。遠景にピント合わせするのであれば、アナモルフィックレンズとマスターレンズ、ともに∞マークにピントリングをセットする。被写体までの距離が3メートルなら、ともに3メートルにセットすればよい。とりあえず、ぼくが入手したプロミナーアナモルフィック16ではそのような結果になった。ちなみに、双方のピントリングを無限遠位置にセットし、ヘリコイドアダプターでピント合わせするという方法も試したが、うまくピント合わせできなかった。アナモルフィックレンズとマスターレンズ、双方のピントリングを同一距離にセットする、というのが原則のようだ。

理屈の上では上記のようになるが、ピントリングの操作はなかなか骨が折れる。要は被写体までの正確な距離がわかれば良いのだが、通常の撮影だと早々測定できるものではない。結局はライブビュー画面を見ながらピントを詰めていく。いろいろ操作を試した結果、ぼくは以下のやり方に落ち着いた。

(1)被写体よりもやや遠目にアナモルフィックレンズのピントリングをセット。
(2)マスターレンズのピントリングを被写体までの距離にざっくりと合わせる。
(3)アナモルフィックレンズのピントリングを近接方向にゆっくりと回す。
(4)マスターレンズのピントリングを左右に動かし、合焦位置を探す。

要はアナモルフィックレンズのピントリングを一定方向にゆっくりと動かし、マスターレンズのピントリングはその前後を探るように動かす。こうすると、どこかしらで合焦位置をつかめる。むろん、ライブビューは拡大表示で使用する。ふたつのピントリングを同時に操作するため、三脚は必須だ。以下、今回の撮影の諸条件を記しておく。

・16mmムービー用のKowa Prominar Anamorphic-16を使用
・マスターレンズは50mmレンズ
・Vid AtlanticのBasic Clamp Kitで装着
・アナモとマスターレンズの間隔はテキトーでOK
・α7IIはAPS-Cモードで撮影
・F4以降で四隅のケラレが目立つ

たかがパノラマのために何故そこまで苦労するのか、と問われると返す言葉もないのだが、アナモルフィックレンズならでの描写がある。そのあたりをスチルで見せていきたいなあというのが狙いだ。結果はまた追々と。

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Leica M10でKistar 35mm F1.4を使ってみました!

デジカメドレスアップ主義を更新しました。ボディは個人的に旬のライカM10、レンズは木下光学研究所のKistar 35mm F1.4です。距離計連動はしませんが、ライブビュー対応機のM10なら何ら問題ありません。しかもM10はライブビューでフォーカスエリアを移動できるので、開放で任意の場所に合焦させる、という使い方もラクラクですね。

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●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義
第178回 ライカM10フルブラックドレスアップ

ドレスアップはブラックにこだわって製品を選んでみました。ただ、ストレートなブラックスタイルではなく、微妙に変化球を混ぜています。そのあたりを楽しんでもらえるとうれしいです。ぜひ本編をご覧ください。

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May 05, 2017

悩ましい旅の中望遠

来月、長期の撮影ロケに出かける。ライカM10をメインのボディに据え、最小構成のレンズで挑もうと思っている。広角と標準はすぐに決まったのだが、中望遠が決まらない。候補は2本、ファットエルマリートかトリオプランだ。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

ファットエルマリートことTele-Elmarit 90mmF2.8は、有り体に言うとフツーによく写るレンズだ。ボケ味よし、コントラストよし、シャープネスも良好。中望遠なので距離計連動での撮影は少々手間取るが、1~2段絞ってしまえばレンジファインダーでもまったく問題ない。ボディはM10なので、いよいよとなればライブビューという手もある。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

ただ、どうにもおもしろくない。不安要素ゼロのレンズだが、それゆえに、出来レース感は拭えない。おそらく、目の前の光景を予測通りに切り取ってくれるはずだ。優等生であることに文句を付けるのは、人としてどうかと思うけど(笑)。

じゃあ、Trioplan 100mmF2.8はというと、描写的にはコントラストが低く、周辺解像力も期待できない。所有するトリオプランはさほど曇りはないのだが、ちょっとした光ですぐにフレアが出る。雑誌的な論調だと、「ゆえにおもしろい」という展開になるのだが、目的が旅の中望遠だと、そうも言っていられない。グダグダな写真を連発して、全カット使い物にならなかったらどうしよう!? この不安はたまらない。やめておけ、とオレのゴーストが囁く(笑)。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

それでもなお、トリオプランを旅レンズの候補に挙げているのは、撮影フィーリングが良いからだ。けっして小振りではないのの、軽量で携行が苦にならない。ヘリコイドの感触と合焦していく感じのバランスはけっこう好みだ。絞りリングはクリック感がないものの、軽く力を入れて動かすと、ちょうど1段分でストップする。端的に言うと、フィジカル面でとても相性が良い。個人的に使っていてすごく楽しいレンズなのだ。

おそらく、ボディがα7IIなら迷わずトリオプランを選んだだろう。M10でトリオプランを使うには、やはりEVFがほしい。液晶画面でライブビューを使い続けるのは正直とつらい。M10のEVFは7万ぐらいだったか。何かレンズ買える金額だな(笑)。あと、M10はバッテリーが小さくなったので、常時ライブビューだと予備バッテリー2本は必須だろう。この出費も微妙に痛い。

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Leica M10 + Tele-Elmarit 90mmF2.8

そうそう、M10とトリオプランを使っていて気付いたのだが、このレンズ、絞りで焦点移動していないだろうか。F4以降で微妙にピントを外すケースが多く、どうにもモヤッとしている。液晶面のライブビュー撮影だと、カメラが前後する懸念が捨てきれないのだけれど。ますますEVFでかっちりピント合わせしたくなる。ファットエルマリートかトリオプラン、ホント悩ましいな、旅の中望遠。

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